サッカーに賭ける熱い青春がここにある!
作品紹介
こんにちは ラックブックス メインMCのLuck’oです
こんにちは アシスタント兼データ係兼リアクション担当の蔵シカでーす
では漫画紹介やっていきましょう
今回紹介するのは塀内夏子先生の『オフサイド』です
パチパチパチ(拍手)
この作品は1987年から1992年に刊行され、週刊少年マガジンで連載されていました
今ではラブコメ雑誌として名を馳せている週刊少年マガジンですが一昔前はヤンキーとスポーツが代名詞だった時代がありました
一種独特な雰囲気があったよね
そんな濃ゆい漫画が群雄割拠する中でサッカーに賭ける高校生の3年間を熱く描いたのがこのオフサイドなんです
今でこそ違和感ないけど当時女性がスポーツ漫画書くって結構大変だったんじゃないかな
そう。塀内夏子先生も女性だとわかると作品を読んでもらえないのではないかという懸念からデビュー当時は「塀内真人」と名乗っていたんだ
へぇ〜。大変な時代だ
じゃあその塀内先生の情熱が詰まった作品紹介していきましょう
おなしゃす
主人公は熊谷五郎
180センチを超える(推定)長身で中学時代はGKをしていたが中学の3年間は1勝も出来なかった
・・・⁉︎1勝も?
そう。五郎は上手いんだけどぶっちゃけチームメイトがヘボくて・・
それは気の毒に・・
で、高校こそは強いチームに行って勝とうって神奈川県の名門・横浜南高校を受験しようとするんだけど・・・
・・・だけど?
受験当日に車に轢かれそうになった幼馴染の渚を庇って2人とも受験出来ず終い
夢も希望もオフサイド‼︎
それ本編で言ってるから(笑)
で、横浜南と土手を挟んだ私立川崎高校に入学する事になったんだけど、サッカー部がまあ素人に毛が生えた程度の弱小部でしかも部員不足・・・
どこまでもついてないな
横浜南の5軍の練習相手にもならない始末だったんだよね
5軍⁉︎すごいな横浜南
でもね粒は揃ってたんだ
チームのキャプテンは唯一の3年生織田和仁
元横浜南のレギュラーで監督と喧嘩して学校変わってサッカー部まで作ったツワモノでテクニシャンなMF
行動力パネェ
同じ1年にはガラは悪いが攻撃的サッカーでならした生粋のストライカー・薬丸英樹とウインガーの佐藤真悟
そしてゴールマウスを守るのは我らが熊谷五郎だ!
おおっ!こっから人生大逆転‼︎
おすすめPoint① 高校生活3年間がぎっしり詰まった青春ストーリー
この作品は五郎が私立川崎高校に入ってから卒業するまでの3年間を密に描いていて、サッカー部が成長していく姿や仲間とのコミニュケーション、そして彼自身が学年が上がってチームを背負う立場になる成長が見られるんだ
3年丸々って珍しいな
31巻で4ヶ月の漫画もあるのに
そこ!国民的バスケ漫画に絡むんじゃない‼︎
またそっちも機会があればやりたいけどね
大きく分けて新生川崎サッカー部の活躍を描く「1年生編」、キャプテンの織田が抜け五郎がチームをまとめて目標の全国優勝を目指す「2年生編」、磐石になったチームに新たな困難が降りかかる中一致団結して再び全国を目指す「3年生編」に分かれています
学年ごとに分かれてる訳だ
「1年生編」では私立川崎高校に入ったばかりの五郎が薬丸や真悟と一緒に打倒ヨコナンを目指して戦っていきます
試合出来る人数もいない高校が全国有数の名門校を倒そうっていうのだから怖いもの知らずですよね~
アリがゾウに挑む感じだな
そこにブラジル帰りのGK・勝彦まで入ってイケイケ1年生が旋風を巻き起こしていきます
そんな五郎達に立ちはだかってくるのが強豪校の壁です
「0度センタリング」島原の瀬谷二高、「南海の虎」黒崎が守る茅ケ崎商工、「右45度シュート」茅野率いる神奈川最強の横浜南、中でもサッカー王国静岡の名門・静岡一高は3年間を通して鎬を削るライバルとなっていきます
サッカーといえば静岡の時代だね
「2年生編」では織田が卒業しキャプテンを任された五郎がチームをまとめて全国優勝を目指します
川崎には中学全国ベスト11のスイーパー・島本や後に快速FWとして活躍する阿部が入ってきます
夏の国体はチーム神奈川で挑み五郎と茅野のライバル同士が力を合わせて戦っていくシーンもあります
神奈川オールスターはずるいくらい強いチームだな
国体の時に五郎はドイツのプロサッカー選手・ミュラーと出会うことで自身のポテンシャルを底上げしていき冬の選手権では初の全国制覇に挑んでいきます
ここでも静岡一高の「和製フリット」沢村や鹿児島学院のGK九鬼など個性的なライバルが登場します
仲間と2年を過ごして一体感が出てくると「3年生編」では人の因縁に翻弄されながらも集大成としての全国制覇を目指すことになります
因縁?
高校で違うチームに分かれた島本と不破、川崎の新入生・八木と蕪双・松浦との過去の諍い、主力となった阿部の不良時代のスキャンダルなど人間関係のトラブルが噴出します
五郎自身は松浦という強力なライバルを得ることで更に成長の機会が訪れるし、チームをまとめるリーダーとしての責任と資質が問われていきます
1年と3年ではだいぶ立場が変わってくるんだな
おすすめPoint ② 曲者揃いのライバルたち
やはり試合をするからには強力なライバルとの戦いは見逃せない
そこで特に凄かった3人のライバルを厳選します
1人目は横浜南高校の茅野鷹志
五郎の1コ年上でポジションはFWだけどゲームメイクまでこなすオールラウンダー
右45度からのシュートは鋭すぎて五郎の指を裂いてしまうほどだった
コワッ!
2人目は静岡一高の暮林哲郎
超高校級のFWで名門校をまとめ上げる骨太なリーダーでもある
恵まれた体格とシュートセンスで相手ゴールを陥れるが、勝負へのこだわりも強く諦めない性格の男
そして最後の1人が蕪双高校の松浦猛
ケンカ、バイク、タバコに女となんでもこなすオールラウンダー!
サッカーは⁉
もちろん蕪双の監督でメキシコ五輪GKの堂本が惚れ込むほどの才能
精神的にムラッ気はあるけど茅野や暮林達サッカーエリートにはない勝利への執念が魅力だね
集大成の3年生編で不良が相手って思いもよらないよね
確かに意外性はあるな
そして僕のベストマッチはやはり3年生編の最後を飾る冬の選手権決勝・対蕪双高校戦だね
3年間苦楽を共にした仲間の活躍あり、成長著しい後輩の活躍あり、そしてそれを受けては跳ね返す蕪双や松浦の強さが最後の戦いを際立たせてくれました
まだプロリーグもない時代でサッカーの花形だった高校サッカーの魅力を余すとこなく詰め込んだ作品です
戦術面では物足りないかもしれませんがそれ以上の情熱に溢れていて読み応え十分です
ぜひまだの方は読んでみてくださいね~
それでは次の作品でまた会いましょう
バイバーイ
Luck’opedia
主な登場キャラ
対戦成績
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