こんにちはLuck’oです
このコーナーは現蔵書3000冊弱、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが読んだ作品のあらすじ紹介とレビューをしていくブログです
ひねくれものですので超メジャー作を読んでなかったり、「?」な作品を紹介したりしますがそこはご容赦くださいませwww
カテゴリは大きく分けて「連載中」「完結」「クラシック(主に2000年より前)」に分かれます
長編は切りのいい所で逐次UPする場合があります
ぜひ気になった作品はチェックしてみて下さい
皆さんの漫画ライフを広げる一助になれば幸いです
皆さんのオススメも随時募集中です
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※ご注意
このコーナーは大なり小なりのネタバレを含みます
ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします
TheWorkData
【作品名】 |
おとなりに銀河 |
【作者】 |
雨隠ギド |
【連載期間】 |
2020〜 |
【巻数】 |
1〜5巻 (2022.12現在) |
【掲載誌】 |
good!アフタヌーン |
Story&Review&Charactery
この作品は男女の恋愛に不思議なSF要素を絡めたラブコメ漫画です
主人公は漫画家の「久我一郎(くが いちろう)」
学生時代に両親が他界し、幼い兄弟と家計を支える為に頑張る苦労人ですがまだ人気作家とは言い難く日々努力を重ねています
そんな兄をいつも信頼の眼差しで眺めているのは弟の「ふみお」と妹の「まち」
兄弟3人で力を合わせて頑張って来ましたが原稿が進むペースが追い付かない久我は担当に相談してアシスタントを募集します
すると応募してきたのはモデルと見まごう美人の「五色しおり(ごしき しおり)」さん
見た目を裏切る(?)有能な仕事で締切ギリギリの仕事を乗り切ると雑魚寝した彼女のお尻に気になる突起物を発見します
朦朧としている彼女にペンが刺さったと思い慌てて抜こうとする久我の手に激痛が走ります(⁉)
それはペンではなく彼女のシッポ・・・・は??
そう!彼女は「流れ星の民」と呼ばれる宇宙人の末裔でそのシッポにトゲを刺された者は一蓮托生の契りを交わす・・・と説明されたがまーまー信じてない久我くん(笑)
こうして漫画家とアシで始まった2人の関係は婚姻を前提とした恋愛関係が始まって行きます
五色さんの設定(?)を信じていなかった久我でしたが、彼女から離れたり傷つけたりすると自分の体調を悪化させる事実を受け入れ、自宅のシェアハウスに住んでもらいこれからを考える事にします
彼女の話は故郷の「喚姫島(よびじま)」のHPにも記載されており棘による主従関係を実証しながら時にはアシスタント、時には妹たちの良き友人として過ごしているうちに久我くんの中に押し付けではない恋愛感情が沸き上がってきます
家族を支える事を優先して恋愛を避けて来た久我でしたが、五色さんを家族に迎える一歩を踏み出します
久我から気持ちの籠った「ラブレター漫画」を受け取った五色さんも彼の優しい人となりを知っていく内にどんどん好きな気持ちが溢れて来るようになります
五色さんが福引で当てた温泉旅行で最高の正月を過ごした久我一家(含・五色さん)の前に突然現れた彼女の御両親に戸惑う久我・・
彼女を島に連れ戻したい母と久我との関係を認めて欲しい娘の話はいつまでたっても平行線のままです
結局父が間に入り1年の猶予期間を与えられたのと、思惑は違えど久我に刺さった棘を抜く事はお互い同意し実行に移されます
喚姫島から来た「馬門紅葉(まかど もみじ)」と「古牧京吾(こまき きょうご)」によって契約解除の儀式が行われますが、2人の心にはひとつの懸念がありました
「棘を抜いてもまだお互いを好きでいるのか?」
その不安と契約の呪縛を乗り越えた2人の恋は新しい門出を迎えます
契約解除の儀式から2か月が経ち、五色さんが雑誌の新人賞に応募する一方で久我は連載の終了が決定してしまいます
五色さんの応募作品を見て嬉しさ半分、悔しさ半分の久我は担当の勧めで児童書の挿絵という新しいジャンルへの挑戦を決意します
しかし制作が順調だった五色さんは、読者の作品へのネガティブな評価を受け止める事が出来ず苦悩してしまいます
そんな悩みや悪い事も共有して相談に乗ってくれる久我や、いつも和気あいあいで接してくれる周りの人達とこれからも一緒にいたいと思った五色さんは自分の出自を正直に話そうと決意し告白します
久我と五色さんの関係を暖かく見守ってくれるのはいとこでシェアハウスの住人「指宿ちひろ(いぶすき ちひろ)」や久我の担当編集者「護国(ごこく)」、そして護国の妻&久我の幼馴染&漫画家の「桃香(ももか)」、久我の元アシで漫画家「佐野(さの)」、それとシェアハウスの住人達・・
彼らがいるからこそ2人は公私共に良好な関係を築く事が出来るのです
絵本の挿絵仕事が軌道に乗り始めた久我の元に馬門&京吾がやってきます
なんでも五色さんの父親が怪我をして入院したので島に帰って来てほしいとの事・・
最初は五色さんも難色を示しますが彼女を説得し旅行を兼ねて家族で喚姫島を訪れます
久我には計り知れない「流れ星の民」の絆で結ばれた五色家の存在を初めて目の当たりにすると彼女がいかに島で大切にされているのかを思い知りますが、故郷に帰った五色さんは跡継ぎの立場をはっきりと放棄します
当然「はい、そうですか」とは行きませんが彼女の人生を支持すると決めた久我は好きが止まらなくなり戸惑いますが最終的にまちとふみおにも相談しプロポーズを決意します
眺めのいいレストランで食事をするとお膳立てを察知した五色さんも何かしらのサプライズを期待してしまいます
こうして一本の棘で始まった2人の関係は新たなるステージを迎えようとしていました
もうとにかく家族や友人の関係が暖かすぎてホッコリしてしまいます
その上主人公の久我も家族想いだし五色さんは可愛いしニヤける要素しかない作品となっています
流れ星の民というSF設定も良いスパイスとなって2人の恋愛をお膳立てしてくれますし、家族を想う関係の在り方を教えてくれる作品となっています
肩ひじ張らないホームラブコメを読みたい方にはお勧めです
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