こんにちはLuck’oです!
このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく既刊のあらすじ紹介をします
既刊紹介は最近連載中&完結した作品の簡単なあらすじとちょっとだけレビューをしていくコーナーです
※ある程度のネタバレを含みますのでご了承ください
今回ご紹介するのは「刷ったもんだ!」2巻です
概要
真白悠(元ヤン・目つき悪し)は、虹原印刷の新入社員。クセの強すぎる職場のメンバーに囲まれて、基本マイペースに、しかし本気で印刷物に向き合う日々を過ごしていた。そんな中、初めて迎えた繁忙期。夏のイベントで大忙しの虹原印刷は、いつも以上にてんやわんや!!笑いあり涙ありな毎日を、印刷業界あるあるとともに綴っていくお仕事コメディー第2巻です!!
Amazonより抜粋
作品情報
タイトル |
刷ったもんだ! |
作者 |
染谷みのる |
発売日 |
2020年11月20日 |
掲載誌 |
モーニング |
ジャンル |
仕事 |
サブタイトル
第9刷 お仕事ヒッキリなし
第10刷 入稿前の静けさ
第11刷 “待つ”というお仕事
第12刷 戦場で塗れ
第13刷 虹原クオリティー
第14刷 ファンとアンチ
第15刷 過去のトリミング
第16刷 青春の解像度
第17刷 レタッチしたいモヤモヤ
第18刷 アクキートラップ
第19刷 企デ課と営業
第20刷 同期のかけ合わせ
第21刷 かけ合わせユニット
第22刷 虹色エフェクトで
主な登場人物(新規・変更)
♤桃川敦至(ももかわ あつし)
印刷課、無気力系社員
♤蘇芳直正(すおう なおまさ)
生産部部長代理、天空印刷から出向で来た
♤若竹和彦(わかたけ かずひこ)
生産部部長、影が薄い
♡真咲遥(まさき はるか)
女優
♤柿尾忠(かきお ただし)
印刷課課長
♤黒瀬幸高(くろせ ゆきたか)
宏文の弟、天空印刷勤務
♤千草慶悟(ちくさ けいご)
製版課、前髪と常時マスクで表情が不明
内容紹介
ここは東京の外れにある虹原印刷株式会社
今日も目つき悪目の新入社員が社内を駆けずり回る
夏コミが近づき真白の社内での作業は多岐に渡っていた
グッズをひとまとめにするセット作業では「パンツ型メガネ拭き」や「おっぱいペットボトルホルダー」など女子でなくても引くアイテムが目白押し・・・現に引いた
それでも真白がモチベーションを高く保てるのは夏コミに向けた金森先生の新作の発表を目にしたからだった
新情報を目にする度に語りたい願望が首をもたげるが唯一の共有者があのZMAM(絶対 目を 合わせない MAN)では我慢する他なかった
仕事では任された担当サークルが締め切りを過ぎて禁断の秘術「極道入稿」を敢行した為に定時後ひたすら入稿待ちさせられるトラブルにも見舞われたが、真白の仕事や印刷物に対する真摯な姿勢を周りが理解してくれるようになり以前よりスムーズに仕事が運ぶようになったし助けてもらってコミニュケーションを取れる機会も増えた
その間にも溢れんばかりの金森先生愛は尽きる事なく湧き上がっており、黒瀬とも新作の話題で少しだけ打ち解けられたような・・・・・・・気がした⁉︎・・・気のせい?
そして迎えた夏コミ当日!
休日を取った真白が目指すのはもちろん金森先生のサークルだったが、途中で「ウサギの視界を持つ女(ほぼ360°)」浅葱にあっさりと見つかってしまう
彼女はスタッフチェックで引っかかった印刷物の修正に追われててんてこ舞いであった
それを見た真白は休日より虹原の社員として印刷物への矜持が勝ち浅葱を手伝う事にする
その結果、金森先生のサークルには「完売」の看板が・・・・・
捨てられる元ヤンがいれば拾うZMAMあり
偶然通りかかったのはいつものスーツに身を包んだ(休日)こしあんこと黒・・ZMAM
いつも通りうざったい(失礼)彼に事情を話すとまさかの神対応が降りて来る・・・
その他、天空印刷からの出向上司と仕事の価値観でバトったり、企画デザイン課の飲み会に参加してみたり、浅葱と桃川と飲みに行って黒瀬の弟に出くわしてみたり、社員でバンド組んで虹原のPR動画やイメージソング作ってみたりと今日も彼女は大忙しです
レビュー
こんにちは
「元ヤン」×「印刷」で話題(?)の刷ったもんだの2巻です
新入社員の真白も徐々に会社の環境や仕事にも慣れて担当サークルまで任されますが、その分責任が大きくなって大変なのは仕方のない事ですね
でも彼女は基本逆境に強いし現実認識がしっかりしているので環境に文句を言う前に出来ない自分を叱咤して仕事を乗り越えて行きます
若いのにしっかりしてますよね
惜しむらくは人生の生き甲斐が金森先生の漫画だけな所を何とかすれば華が出そうな気がするんですけどね(笑)
ちょっと性格男前で目付きがヤバいぐらい乗り越えてくれる男もいる・・・はず
男勝りな性格のせいか男性(特におじさん)に苦手意識はなく、むしろ浅葱のような女子感高めの人の方がダメみたいですね
ちゃん呼びで震えるくらい恥ずかしがりますから(笑)
仕事に慣れるだけでも大変なのに、会社というのは色々な人がいるからそれに合わせて行くのも大変ですよね
真面目な人、いい加減な人、任せてくれる人、責任感がない人、口うるさい人・・・それぞれの個性を把握して上手く仕事を回していく事で社会への対応力を磨いていけるのですが最近の若者はマイペースだからあまり気にしないのかな
それも大事ですけどね
でもその姿を周りの人は見てますからね
普段どんな姿勢で仕事に取り組んでいるかの積み重ねで困った時に助けてくれる人の数が変わってくるんじゃないでしょうか
その点ではどんな時も手を抜かない真白のポイントは高いですよね
見習わなければなりません(汗)
さあ今後出来る仕事が増えて真白はどんな成長を見せてくれるのでしょうか?
そして・・・ホントにラブコメ要素はないのかな・・・
3巻に続く
試し読みはこちらから↓↓
主な作者関連作品
- 「君はゴースト」祥伝社・全2巻
- 「サンタクロースの候補生」芳文社・全2巻
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3巻へ続く!
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