黒岩メダカに私の可愛いが通じない(久世蘭)【漫画あらすじ紹介&レビュー】

黒岩メダカに私の可愛いが通じない09 恋愛
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こんにちは
湖面をたゆたう漫画好き・ラッコです

このブログは漫画好きの私が好きな漫画家や漫画作品を中心にあらすじや登場キャラクターを通した作品の魅力を紹介していきます

完全なる独断と偏見と趣味性であることをご了承の上、閲覧してください

※ご注意
このコーナーは大なり小なりのネタバレを含みます
ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします

今回紹介するのは「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」です

連載開始当初から注目が高くアニメ化が待たれる作品ですね

略称は「メダかわ」(Wikipediaより)らしいのですが、イマイチピンと来ません(笑)

ここまでエンディングが揺るぎない漫画も珍しい気がしますが、その経緯を暖かく見守る作品も読者もハートフルになれるラブコメです

以前7巻までは紹介していましたが間が開いたので最新9巻までを紹介していきますね


作品概要は以下の通り

TheWorkData

【作品名】
 黒岩メダカに私の可愛いが通じない 
【作者】
久世蘭
【巻数】
 既刊9巻
(2023.6現在)
【連載期間】
 2021〜 
【掲載誌】
週刊少年マガジン
【ジャンル】
ラブコメ、学園

Story&Review&Character

「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」とはどんな漫画なのか?

ラブコメです!!(ビシッ!)

基本的にはモテ女子の主人公モナが自分になびかない同級生メダカを振り向かせようと努力するストーリーです

序盤であっさりタイトル回収しますが、このわかり切った展開が面白くなるわけがない!・・と思ったあなた!!(いや、自分)

展開はベタだけど主人公のモナというキャラクターを見ればその考えは360°変わります(変わってない⁉)



主人公兼ヒロインの「川井モナ(かわい もな)」は見た目、スタイル、そして性格(外ヅラ)全てに於いてパーフェクトな存在で「モテる事=息をする事」と同義な女の子でした

…そう、あいつが来るまでは・・・



その男の名は「黒岩メダカ(くろいわ めだか)」

すでにクラス内どころか学校でモテ無双状態だったモナが笑いかけても顔をしかめるだけ・・

声をかけてもぶっきらぼうな返事が返って来るのみ・・

事ある毎にする行動は眉間に皺を寄せてため息をつく仕草・・・・オイッッッ!!



実は黒岩メダカは寺の息子で地元は年寄りとヤギしかいない過疎地で、モナは眩しすぎて正視できない存在なのです

その上寺の戒律でお釈迦様を裏切る訳にはいかず日々煩悩と戦い眉間にシワを寄せては心頭滅却を図っていました

絶対宗旨替えしたほうがいいって!

そんな事情とは露知らずモナは今日もメダカを振り向かせようと必死の努力を重ねるのでした(合掌)



プライドを(勝手に)傷つけられた女って怖いですね(笑)

ここからモナはあの手この手でメダカを落そうと行動に出ます



仕草や視線、言葉や軽い接触など普通の男なら「惚れてまうやろ~!!」って事から太ももセクシー攻撃から果てはバニーのコスプレまでなんでそこまでってくらい攻め立てます

これだけ可愛い子にここまでされたらメダカもさぞ・・・怯えていました(なぜ?)



戒律を重視するメダカにとって誘惑してくるモナは、ダイエット中のお菓子攻撃のようなものです(?)

乗ったら最後堕落しかありません(笑)

でもメダカだって男の子です

決して嫌な気持ちな訳がありません、というか嬉しすぎてどうしていいのか分からない所も多分にあるのです

都会のオナゴは凄いわ~とかいつの時代やねんみたいな事を考えています(笑)



手数に対し収穫の乏しいモナでしたが、その行動をクラスメイトの「春野つぼみ(はるの つぼみ)」に察知されてしまいます

しかし彼女は生粋のモナニスト(?)で彼女の願望成就の為ならどんな協力もいとわない心強い味方になります



味方の次は敵の登場です

成績優秀で1年生にしてバスケ部の主力である「湘南旭(しょうなん あさひ)」がなぜかメダカ争奪戦に参戦してきます!

それもかなり堂々とモナにライバル宣言までしてメダカとの距離を詰めにかかります

メダカはというと相変わらず女子にはぎこちない対応でしたが、後輩な分旭への対応の方がマイルドな気がして焦るモナ・・

お見舞いコスプレ合戦やハロウィンパーティーなどで2人はバチバチ火花を散らします‼



でもハロウィンパーティーでやっちまった感を残した2人は謝るタイミングを逃してちょっとギクシャクしてしまいます

その隙を突いて旭に出し抜かれそうになりますが、モナにもここで心強い(?)味方が登場!

大阪から転校してきたモナの幼馴染「難波朋(なんば とも)」はモナの異変をいち早く察知すると、彼女の恋をバックアップしようと自分の歓迎会を兼ねて遊園地に繰り出しますが当然旭も同行しチャンスを窺っていました・・・



とにかくモナが可愛いです!

息をするようにモテるってなんやねん!とひがみそうになりますが、彼女はその立場に胡坐をかくどころかプライドを持ってモテようとしています(迷惑)



だから多少メダカに邪険にされるぐらいではへこたれません

実は見た目より心がイケメンなんです



対する旭もライバルらしく直球勝負で普通の女なら太刀打ち出来ないモナと互角の勝負を演じます

この展開だとメダカがヘイトを集めそうですが、彼も純朴ながら要所ではモナを腰砕けにしそうな男らしい行動や発言をしてモナをときめかせてしまいます



ここまでの図式はモナvs旭ですが、内容としては清々しいくらい直球勝負でどちらも応援したくなります

最初こそ異常なくらい女性への忌避をしていたメダカも段々普通のリアクションになって来て逆に押してる方が正気に返って恥ずかしがったりする始末(笑)

モナもきっかけは自分に靡かないメダカへの意地でプッシュしていましたが、いつの間にか「恋」に変わっていたと自覚します



遊園地グループデートで自分の気持ちを知ったモナは、その時に壊したメダカのスマホの買い替えを名目に実質デートにこぎつけます

カフェにゲーセンと寄り道をして少しでもイベントを増やそうとする姿は可愛い以外の何物でもありません



そして文化祭の一大イベント「ミスコン」に推薦されたモナは全く乗り気ではなかったのですが、「出場者は審査員に「好き」といわなければいけない」というルールを耳にして「ある条件」を前提に出場を了承します



「黒岩君を審査員にしてくれるなら・・出る♡」

・・・この子本当に攻めますね(笑) 



読者サービスをふんだんに詰め込んだミスコンイベントは恙なく女の闘争心全開で進行して行きますが、ここでモナが一歩リードして距離が詰まるのかと思っていましたがとんでもないオチが待っていました



黒岩メダカ争奪戦に「難波朋」参戦!!



これは驚きでしたね

登場時は面白半分の参戦もあるかなって雰囲気出していましたが、幼馴染としてモナの恋を全力で後押ししてしてくれる頼もしい味方だったのに・・・「ブルータス、お前もか⁉」

メダカって一見大した取り柄もなさそうなんだけど、相手にしっかり気遣い出来たりいい所を素直に言葉で伝えたりする所なんかは普通の高校生よりちょっと大人っぽいですよね

おませな朋が惚れそうなタイプです(笑)



でも普通の恋愛漫画と違うのはモナ、旭、朋がライバルとしてお互いを尊重しているって事なんですよね

普通後出しで恋愛競争に参加したら、酷いディスられ方しますよ

それを複雑な心境ながらも親友の恋を受け入れるモナと、メダカの魅力を共有する対バルとして認める旭って本当にいい子ですよね

女子同士は仲良いまま恋愛も進行していくっていうのは見てて嫌な気分にならないですよね・・むしろ好感度アップ!



ここからはお互いの出方を伺う心理戦要素も含まれて来ます

ビジュアル最強のモナ、才色兼備の後輩・旭、ナイスバディな朋と良い感じにカテゴリーも分かれる中、肝心のメダカはモナの事かなり好きなんですよね

モナ気付いてないけど(笑)



ミスコンで一気に2人の仲が進展するかと思いきやここからクリスマスイベントに向かってじっくりな攻防が展開されます

まずモナがチャンスを窺いながらクリスマスの予定を聞きますが、今更だけどメダカは仏門です(その設定いらね~)

しかも期末テストで赤点を取ったら24、25日は終日補修という罰ゲーム付きでメダカは英語の成績がデッドライン!!

ここは・・勉強会しかない!



という訳でモナの家で合同勉強会イベントからの家族との初対面!

メダカにとってはハードル高いけどモナにとっては最大のチャンス!!

この辺のじっくり展開に伴うモナの心理戦が堪らないですよね(笑)



雰囲気的にはメダカとモナが相思相愛っぽいんですが、ライバルの旭や朋にも頑張って欲しい気持ちになるちょっと不思議なラブコメですね

でもやっぱりプライド矜持を持ちながらも初めて経験する本気の「恋」に燃えるモナが可愛くて仕方ないです

タイトルに反しますが確実に可愛いは通じてます!!



次回は13巻くらいで更新予定です!

これからも久世蘭先生をよろしくお願いします(ビシッ!)

luck’o
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