こんにちはLuck’oです!
このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく既刊のあらすじ紹介をします
既刊紹介は最近連載中&完結した作品の簡単なあらすじとちょっとだけレビューをしていくコーナーです
※ある程度のネタバレを含みますのでご了承ください
今回ご紹介するのは「娘の友達」7巻です
2/10発売の第7巻で完結を迎えた「ミドルエイジ・ミーツ・ガール」の恋愛漫画です
連載当初からタイトルやPVから連想される内容に批判的な意見もあった本作だったが、結果的に累計発行部数も100万部を超える人気作として幕を閉じることになった
社会で生きて行くために自分を抑圧し、何かである事に必死になる大人達に自分の内面と向かい合い受け入れる勇気を語りかけてくる作品となっています
紹介
タイトル |
娘の友達 |
作者 |
萩原あさ美 |
発売日 |
2021年2月10日 |
掲載誌 |
コミックDAYS |
ジャンル |
恋愛・家庭 |
サブタイトル
第54話 許されないこと
第55話 あの日の、あの場所
第56話 絶体絶命
第57話 答え
第58話 長い夜の終わり
第59話 親子
第60話 解放
第61話 続いていく日々
最終話 月を盗む
主な登場人物(新規・変更)
なし
あらすじ
「決断の時」
晃介に別れを告げて古都は電車に乗った
追いかけようとする晃介の前に美也が現れ事情を聞いてくる
古都の家庭の問題に踏み込もうとする父は果たして父なのかわからなくなった美也は、晃介に一つの選択を迫る
古都を取るのか、それとも家族を取るのか・・・
そして電車に乗った古都が訪れたのは、かつて晃介と逃げ出して辿り着いた盛岡だった
当てもなく街を歩き、晃介と一晩を過ごした漫画喫茶へと入店すると古都をつけていた男2人がいきなり部屋に入ってくる・・
「・・美也・・お父さんな・・あの子のこと・・好きなんだ・・」
「2人の答え合わせ」
古都を追って盛岡までやってきた晃介は、以前古都に聞かれて答えられなかった問いに改めて向き合う
それは「良いとか悪いは誰が決めるのか」という問いであったが、その時の晃介は自身も良い父親を演じていた為はっきりとした答えを出せなかった
今、良い父親で良い上司と良い娘を演じて来た2人が向き合いひとつの答えに辿り着こうとしていた・・
「良いとか悪いとか・・それは君が決めるんだよ 自分で・・決めるんだよ」
「自分で決めた事の結末」
晃介は家に帰ると美也ともう一度向き合う決心を固める
例え上手く行かなくてもまずはきちんと話し合う覚悟を持っていた
古都も良い子でいる事をやめた上で、大好きな母親と一緒に過ごす時間を作りたいと思っていた
母にも1人の女性として幸せでいて欲しかった
それから5ヶ月・・晃介は古都と連絡を取らなかった
止まった2人の時間を尻目に、それでも会社の時間、家庭の時間は変わらず流れていった
会社に、社会に追いやられていく気持ちになったまま彷徨う晃介はある喫茶店の前に立つ
彼女がいない喫茶店に・・
「生きてるか死んでるか・・それは俺が決める・・他の誰にも決めさせない・・」
レビュー
7巻最終巻です
愛の逃避行パート2です
1泊ですけど(笑)
劇的な幕切れでも大団円でもありません
相変わらず晃介は美也に許してもらえないままだし、母と向き合った古都もまだギクシャクしたまま過ごしています
でも家庭も学校も会社も時間は流れていきます
晃介は会社では肩身の狭い立場になってしまったようです
それも自分の選んだ結末だし、最初は全てから逃げ出したいと言っていた事を考えると一回しがらみがクリアになったのはいい事なんではないでしょうか?
仕事は優秀みたいなのでほとぼりが冷めたらまた仕事で評価されると思います(希望)
何かこの何も終わっていない感が個人的には好きな終わり方でした
晃介と古都も何も諦めてないし、これからの時間の中で色々な話をして歩んでいくのでしょう
変に後日談ハッピーエンドよりも現実味があって良いのでないでしょうか
これからを決めるのは2人自身ですから
まだひと山もふた山も問題が出てくるのでしょうね
晃介に幸あれ
それでも願わくばハッピーエンドでありますように
娘の友達・完
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