こんにちはLuck’oです
このコーナーは現蔵書3000冊弱、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが読んだ作品のあらすじ紹介とレビューをしていくブログです
ひねくれものですので超メジャー作を読んでなかったり、「?」な作品を紹介したりしますがそこはご容赦くださいませwww
カテゴリは大きく分けて「連載中」「完結」「クラシック(主に2000年より前)」に分かれます
長編は切りのいい所で逐次UPする場合があります
ぜひ気になった作品はチェックしてみて下さい
皆さんの漫画ライフを広げる一助になれば幸いです
皆さんのオススメも随時募集中です
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※ご注意
このコーナーは大なり小なりのネタバレを含みます
ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします
今回は「サイレントメビウス」を紹介していきます
お!ヴァグランツに続いて麻宮作品2作目ですな
ちょっとファンって信じても良くなったかな
言われるまでもなくファンなの!
この作品は1988年から連載された作品で続編や劇場アニメ、TVアニメ、ゲーム、舞台と幅広く展開された作品です
1番有名な作品だね
今でも・・
ちょっと言い方に棘があるけど否定はしないよ
最近の人から見たら車漫画の人だろうけど
この頃はこういったSFやファンタジーを主に活動してたんだけどね(遠い目)
帰ってこい!
ハッ!ちょっと昔を懐かしんでしまった
舞台は近未来、2026年の東京です。現実よりもうちょっとサイバーな雰囲気を醸し出した都会で、妖魔(ルシファーホーク)と呼ばれる異世界の生物と戦いを繰り広げる女性たちの活躍を描いた作品です
2026年・・もうすぐだな
進歩した科学と魔術が融合した世界設定で、主人公たちは「AMP」と呼ばれる警察組織に所属して妖魔と戦いを繰り広げます
重力銃「グラビトン」や意思を持った魔剣「剣皇グロスポリナー」など中二病心をくすぐる設定が沢山です
くすぐられたクチだな・・
では作品紹介に行ってみましょう!
おなしゃす
TheWorkData
【作品名】 |
サイレントメビウス |
【作者】 |
麻宮騎亜 |
【連載期間】 |
1988〜1999 |
【巻数】 |
全12巻 |
【掲載誌】 |
月刊コミックコンプ ↓ コミックドラゴン |
Story&Review&Character
【主な登場人物】
舞台は2026年の東京
現在よりも少し文明が進んだ東京では「妖魔(ルシファーホーク)」と呼ばれる異形の化物が度々登場するようになっていました
それに対抗する為に立ち上げられたのが「A・M・P(ATTACKD-MYSTIFICATION-POLICE-DEPARTMENT、対妖魔用特殊警察)」です
物語はそこに所属する6人の女性を中心に進んで行きます
主人公の「香津美・リキュール(かつみ りきゅーる)」は稀代の超魔道師「ギゲルフ・リキュール」の娘で魔術を扱う事に長けています。22年前、妖魔によって封印された「剣皇グロスポリナー」と契約を交わし惑星霊を駆使して妖魔と戦います。性格は大雑把でイビキがうるさくおおよそ女性的要素はありません(汗)
恋人は特捜班の「ロバート・デ・ヴァイス」
「闇雲那魅(やみぐも なみ)」は古来より日本の祭事を取り仕切って来た闇雲家の後継者で、符術や結界、精霊の宿った武器を使役します。潔癖症で汚れたものは許さずいつも香津美たちが散らかす事に文句を言っています。制服を着てくれないのが上司の悩み。
「キディ・フェニル」は「ワイヤー」という人造人間(メガダイン)の通り魔事件で負傷し、身体の7割を戦闘用再生(アーマーコート)で強化し物理戦闘に長けています。普段は強気な発言と行動を旨としていますが、心の傷を隠す行動の表れで実際はかなり繊細な女性です
「彩弧由貴(さいこ ゆき)」は幼少時に薬物により強化された「人間兵器(YLPER WEAPON)」で、いわゆるエスパー能力者です。その反動もあり大人になってからは専ら自然主義で薬によるコントロールを嫌がります。性格は大人しく普段はAMPのマスコットキャラクターとなっています。コーヒーにこだわり個人で喫茶店を経営しています
「レビア・マーベリック」はコンピュータに長けた人物で、電子の世界を行き来出来る「ビジョネイル」と呼ばれる人間です。その中でも「超α級」の実力者で、体内に埋め込まれたリンクシステムを駆使してあらゆるコンピュータに介入・使役出来ます。自身が開発した「ルーイ」「ヒューイ」「デューイ」の三種のAI(神器)を従えています。一般のビジョネイルと違い人工衛星をデータバックアップとして持っておりその容量は一般ビジョネイルの3000倍を超えます
「ラリー・シャイアン」はAMPの課長(のちに署長)にして創設者です。冷静沈着に状況を見守りながら的確な判断を下すAMPになくてはならない存在です。妖魔を父に持つ半妖人(ハーフ)でそれを恨んだ妹の「ローザ」は人間界に見切りをつけ邪界(ネメシス)へと行ってしまいます。
序盤は登場人物と世界観の紹介です
基本は未来の東京を襲う妖魔と戦う警察所属の美女軍団って構図ですね
ちょっとゲスい言い方になってるぞ
でも多彩な美人キャラはこの作品の魅力の一つだよ
ちなみに僕はレビア推し!
ちょっとずらしてきたな、ラリーじゃなくてよかったよ(笑)
みんな過去に傷がある人物ばかりで、それが今の強さに繋がっているんだよね
そんな中で主人公の香津美は魔力、彼氏、変な剣、ストーカー妖魔と色々持ってる不憫な女性
そこに収まる彼氏が可哀想だな・・・
【中盤~香津美闇落ちまで】
序盤は主要キャラクターの紹介や妖魔がいる世界観を交えた単~数話構成で、物語が大きく動き始めるのは軌道エレベーター「スパイラス」で起こった事件からです
香津美は4年前にスパイラスで母親である「巫由伽・リキュール」を亡くしていました
父親のギゲルフから魔術の才能を受け継いでいた香津美は、普通に生きて欲しいという両親の願いからその力は封印されていました
しかし妖魔の攻勢が強くなった事を感じた巫由伽は香津美の封印を解こうと決意します
そのトリガーとなるのは自分自身の命で、香津美は魔術の力を得た代わりに唯一の肉親を失います
スパイラスでの事件を皮切りに再び活動しだしたメガダインとの戦いでキディが容疑者として警察に捕まりAMPと一触触発状態になりますが、これは結果としてキディとラルフの絆を深める結果になりました(おめでとー)
香津美もロイにプロポーズされ結婚を迷っていましたが、香津美を覚醒させるためのトリガーにロイを利用しようとした「ガノッサ」によってロイは殺されてしまいます
最愛の人を失った香津美はその後行方を眩ませます
ここまでで母親が死んだエピソード、妖魔の侵攻、ロイのプロポーズからの死・・・と右肩下がりの鬱展開での香津美失踪です
救いがないな・・・
お気楽な日常おまけマンガとのギャップが凄い事(笑)
笑えねー・・
あと画力の変化も全体を通して凄い
1巻と12巻比べると誰⁉って感じだし
元々特徴的なキャラと世界観だけど、麻宮キャラが完成した感じだね
まぁ賛否あるけどね
同意
あとはとにかく手当たり次第に破壊しまくるのが豪快ですね
両陣営隠密で行動する気全くないし
妖魔が東京を滅ぼす前にAMPが滅ぼしそうな勢い(笑)
あんた今回楽しそうだな・・
敵陣営としては妖魔側に行った人間「ガノッサ」「ローザ」が出てきます
ガノッサは香津美の父ギゲルフと因縁ありそうで、ローザはシャイアンの妹ですね
ラスボスっぽい雰囲気出してます
主人公いなくなったけどな
【香津美(メディウム)復活まで】
香津美が失踪してから6ヶ月
本人からの連絡で指定の場所にAMPメンバーが集まるとそこには闇落ちした香津美がいました
香津美はガノッサにより「魔剣メディウム」に支配された状態で行動しており、本人の意思とは関係なく由貴やレビアを傷つけていきます
AMPも警察組織によって解体が決定しますが、ラリーは警察が民間団体(この世界では)であることを利用して資本による買収を実行します
これによりラリーはAMPを警察組織から切り離した特殊な立ち位置で保護する事に成功します
香津美を敵に回したAMPは傷ついたグロスポリナーを香港の「ネオ・クーロン」にいるギゲルフの盟友「アバランシェ・ウォン」に託すと、同時に彼の孫娘「藍青(ラムチェン)」をAMPに迎え入れます
藍青は香津美に唯一対抗出来る手段「帝剣ジェッソ」を所有していたが、ガノッサは一足早くギゲルフが残した「G計画(プロジェクトガイア)」の再始動を始めていました
「G計画」とはガイアとネメシスを繋ぐ事で平和を実現しようというギゲルフが取り組んでいた計画の事です
そしてAMPの要であるラリーには妹のローザをけしかけ2人まとめて葬ろうとし、香津美(メディウム)はキディの命を使い復活しようとします
ガノッサの攻勢でAMPは本部を失い、キディとローザは命を落としてしまう
闇落ちイベントからまだ右肩下がりが止まりません
香津美はかつての仲間や東京をバシバシ破壊し、ガノッサの攻撃でAMP本部が破壊された上にメンバーは心身共にボロボロです
いい話いっこもないよ!
いや!ここで中国娘の投入ですよ
おおっ!形勢逆転⁉
AMPの防衛機能止めて妖魔に入られて挙句には本部なくなっちゃいます
ノオオオォォォォ!!何やってんの⁉
唯一の明るい材料としては、キディを殺した香津美が正気に戻ります
戻ったら落ち込むパターンのやつ!
まあね(笑)ここでガノッサの目的は自分がネメシスに行った際妖魔に差し出した半身を取り戻して天下取ったるでーっ!って事が判明します
絶対そんな軽いノリじゃないだろ
ともあれ由貴、ラリーはケガから復帰
那魅は闇雲家から「五種の神器」を託され、バックアップ衛星を壊されたレビアもビジョネイル達の全面協力でネットワーク能力を取り戻します
ここからはラストに向かって反撃の狼煙を上げていきます
香津美の復活待ち!
【最終決戦】
かつてギゲルフは地球(ガイア)と混沌(ネメシス)を友好で繋ぐ為に「G計画」を実行した
しかしそれはガノッサによって失敗に終わってしまった
そして今回はネメシスの侵攻の為に扉が開かれようとしていました
放たれた数体の上級妖魔に立ちはだかるのはラリー、真奈、由貴、レビア、那魅、藍青、そして香津美・リキュール
命を懸けたAMP最後の戦いは熾烈を極めるが、徐々に実力に勝る妖魔が戦局を押し始めます
だがそこでガノッサに異変が・・
ガイア侵攻を口実に取り返した半身は偽物であり、怒ったガノッサは上級妖魔を吸収してガイアとネメシスを滅ぼそうとします
絶体絶命のピンチに身体を90%以上サイバーコートして生き返ったキディも参加し、AMP全員で巨大妖魔となったガノッサに特攻を仕掛ける
最後は上級妖魔までもAMPに加勢し、ガノッサは滅び妖魔はネメシスへと帰って行きました
それから5年
AMPは縮小されメンバーも離散する
残った者、去った者、想い人と結ばれた者、そして愛する人の子を産んだ者・・
世界は今日も続いていく
最後は総力戦ですね。ここで死んだはずのキディが復活します
生きてた⁉
いや、心臓は止まったんだけど身体が機械化していたお陰で生命維持状態が続いてたんだ
でも脳を残して殆ど生身は死んでたんだけどね
攻殻機動隊でいう電脳化みたいな感じだな
そうそう
それでも上級妖魔は強かったけど、身体が帰って来てヒャッハーだったガノッサが実は返って来た身体は偽物だって気付いて暴走してネメシスも滅ぼそうとするから裏切られちゃうんだよね~
ガノッサ・・最後まで派手に躍ったな
まぁAMPも結構ビルとか壊したけど許容範囲内だね
壊していいビルなんてないよ
東京はゴジラが5往復したみたいな状態になっちゃうけど、5年かけて順調に復興して人間のしぶと・・たくましさを実感するんだ
今なんて言おうとした?
妖魔も帰ってめでたしって感じで終わります
連載としては第一次妖魔大戦を描いた「メビウスクライン」とサイドストーリーなど収めた「サイレントメビウステイルズ」、そして17年後の世界を描いた「サイレントメビウスQD」と続いていきます
色々続くんだね
現在は妖魔とポルシェで戦う「彼女のカレ・・・
ウソ言うんじゃない!!危ないから!!なんだその高級なトランスフォーマーみたいなの
だってぇ~SFファンタジー見たいし・・・
あるやつで我慢しときなさい
そうだね。新作が面白いとは限らないし
余計な事いうなぁぁぁぁ!!!!!
では次の作品でお会いしましょう
バイバーイ!
試し読みはこちらから↓↓
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