1年半前に突如姿を消した元カノが龍介の前に再び現れる。彼女の目的は一体何なのか?10代のピュアな恋愛を描くラブストーリー開幕!
こんにちは ラックブックス メインMCのLuck’oです
こんにちは アシスタント兼データ係兼リアクション担当の蔵シカでーす
作品紹介
では漫画紹介やっていきましょう
今回紹介するのは北崎拓先生の『たとえばこんなラヴ・ソング』です
安定の北崎先生3作目
全作品コンプするんでよろしく!
タイトルからもお分かりの通りこの作品ジャンルはラブコメです
だろうね
前作の「望郷戦士」からえらい方向転換だね
その流れではね
でもこれ以降クピドシリーズなど色々な恋愛の形を描いていく北崎作品の礎とも言える作品なんだよ
確かに恋愛のイメージ強いもんね
内容はかなりドロドロした部分が多いのに少年サンデーで連載されていたっていうのはちょっと驚きだね
サンデーの恋愛モノって高橋留美子作品やあだち充作品のようにポップなコメディを交えたイメージがあるもんね
そうそう
でもこれは高校生達によるドロドロの愛憎劇なんだよ~
昼ドラみたいだな
では作品紹介行ってみましょう!
おなしゃす
主人公は高瀬龍介
高校2年生で成績優秀、スポーツも万能、見た目も吉田栄作バリのイケメン
当時としてはアリだな
そんな龍介にはとある忘れられない女性がいました
名前を七穂瞳と言って同じ中学の時に付き合っていた彼女でした
さすがイケメン
中学で彼女持ちかよ(僻み)
瞳は父親が医者で容姿端麗の大人びた美人
しかも龍介に負けず劣らずの才女と来ていた
なんだその非の打ちどころのないカップルは(超僻み)
そんな幸せ真っただ中の2人に転機が訪れたのは中学卒業してすぐの事
2人で進学校への進路が決まっていたにも関わらず瞳は突然九州の学校に進学してしまう
急な話だな。どうした?
理由は不明のままで傷心の龍介は高校へと進学
2年も半ばとなった彼は新しい彼女・真里子との交際が順調で過去の傷も癒えようとしていました
さすがイケメン
もう彼女できたのか(やっかみ)
そんな龍介の前に突然瞳が戻って来て同じ学校に転校してくるんだ
もう修羅場しかないな(ちょっと嬉しい)
でも最初は龍介も友人の岡部もその事を黙っていたんだ
だから龍介とおな中のキレイな同級生としか見ていなかった真里子は瞳とどんどん仲良くなっていく
地雷が仕込まれたな(けっこう嬉しい)
そして結構早い段階で真里子の疑惑は確信に変わり序盤は隠す龍介と瞳、疑惑に悩む真里子って展開で進んでいく
絵に描いたような三角関係の完成だな
それからというもの真里子は些細な事にも疑いの目を持ってしまったり、龍介も何もないのに後ろめたい気持ちになったりと2人の歯車は徐々にズレを見せ始める
瞳も2人の仲を察して気を使ったりするんだけどこれが必ず悪い方向に転がってしまう
そういう時は両方と付・・グフッ
違う漫画だよ
龍介と瞳がお似合いのカップルに見えるから真里子は劣等感を感じてしまうんだよね
実際は龍介も瞳が気になりながらも真里子を大事にしようとしてたんだけど
もうちょっと言葉があると良かったかもな
そして転機が訪れたのは修学旅行の時で、瞳が熊本に行った経緯とまだお互いの気持ちが途切れていない事を知った龍介は後悔に悩まされてしまう
一方で真里子は龍介をつなぎ止める為に彼に抱かれる決意を固めるんだ
昼ドラのノリだな
もう泥沼じゃん
やっぱり両方と付・・グフッ
真里子を大事にしたい気持ちを持ちながら瞳への未練が断ち切れない龍介に新たな敵が登場する
まさか巨乳金髪のユーチューバ・・・グフッ!!
だから違う漫画だっての
瞳が熊本時代に交際していた相手で今は一橋大学1年の緒沢くん
大学生で車持ち、オサレ感が龍介とは段違いの恋のライバル登場で焦る龍介
いや。彼女いるから焦らんでもいいだろ
そこがまだ瞳を諦められない彼の悪い所で、事あるごとに瞳を意識する姿が真里子にバレバレなってしまう
せめて隠せ
でも真里子も大人しく黙っておらず緒沢の噂を学校で流して瞳が龍介に近付きにくくなるようけん制する
昼ドラ感半端ないね(笑)
でも肝心の龍介が緒沢に直接対決しにいっちゃう
龍介ェェェーーーー!!?
中盤以降はこの4人を中心に物語が展開されていくんだけど、緒沢→瞳⇔龍介←真里子の際どいバランスが緊張感を増していくんだよね~
龍介は真里子に気持ちを向けつつも時折瞳の事が気になってしまう
瞳も龍介達と距離を取って緒沢の気持ちに応えようとするんだけどどうしても上手く収まりきらない
もどかしいな
後半には龍介に想いを寄せる美保が登場し、妹のさやかを巻き込んで真里子と瞳に揺さぶりをかけるんだけどその行動がかつてのなりふり構わない自分を真里子に思い出させてしまう
そもそも何で瞳は別れたわけ?
龍介が凄すぎたから
夜のほ・・・グフッ!!!
中学生だぞ。しかも少年誌だぞ。
龍介は頭の出来がかなりよくて実際東大も狙えるくらいの成績だったけど、隣にいた瞳は陰で物凄い努力をしていたんだ
全力で走っても歩いている龍介についていくのがやっとの瞳は徐々に自分に自信をなくしてしまう
それは高校の時も真里子も同じで彼女の合格率厳しい第一希望が龍介の第五希望だったんだよね
要するに彼の頭がチート過ぎたと
そう。でも本人はまさか相手がそんな事で別れを考えていたとは露知らず、彼は彼でショックを受けるんだけどね
自分が少し歩み寄る事ができれば別れなくて済んだんじゃないかと後悔が付きまとって瞳の幻影を追いかけてしまう
突き放したわけでもないし望まない別れだったんだな
それでも瞳は自分を一途に想ってくれる緒澤に応えようとするんだけど彼との旅行当日に龍介と顔を合わせてしまう
何気ない会話で別れたけど瞳の落とし物を届けようと追いかけた龍介が交通事故にあってしまう
なんちゅう悪運
それをきっかけにまたお互いの気持ちが燻ってしまうんだけど、瞳は親の都合で引っ越さなければいけなくなってしまう
その話を知った龍介はついに瞳を引き留めちゃちゃうんだな
自分の気持ちに嘘はつけなかったか
一度は龍介の気持ちに応えるかに見えた瞳だったけど最後は何も言わずに彼の前から姿を消してしまう
瞳も悩んだ末の決断だったんだろうな
そして瞳の影を消せず怯え続けた真里子の恋にも終止符が打たれてしまう
全てをなかった事にして取り繕おうとしたんだけど既にお互いが限界を迎えていたんだね
かなしー結末
振り返ってみると昼ドラのような愛憎劇でありながら誰かが悪いって事はなく4人が純粋に相手を想いやった結果だったんだよね
龍介も不器用すぎて瞳も真里子も傷つける結果になっちゃったけど
10代の恋って不器用なものだよ(ウンウン)
少年誌で描くにはちょっとヘビーなストーリーだけど、恋にまっすぐだった頃の気持ちを思い出させてくれる作品でもありました
あと、気になったのはこの時代の高校生ってみんなタバコ吸って酒飲んでディスコ行くのね(笑)岡部なんかいつもバーカウンターで飲んでるし
時代だな
今回はこれで終了です
また次回の作品でお会いしましょう
バイバーイ
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