こんにちはLuck’oです
このコーナーは現蔵書3000冊弱、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが読んだ作品のあらすじ紹介とレビューをしていくブログです
ひねくれものですので超メジャー作を読んでなかったり、「?」な作品を紹介したりしますがそこはご容赦くださいませwww
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このコーナーは大なり小なりのネタバレを含みます
ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします
TheWorkData
【作品名】 |
薫る花は凛と咲く |
【作者】 |
三香見サカ |
【連載期間】 |
2021〜 |
【巻数】 |
1〜5巻 (2022.12現在) |
【掲載誌】 |
マガジンポケット |
Story&Review&Character
この作品は人とコミュニケーションが上手く取れず孤独だった主人公が、隣接する高校に通う女性に恋をしたり高校で出会った仲間と友情を深め合うハートフルな恋愛漫画です
主人公は「紬凛太郎(つむぎ りんたろう)」
底辺男子校・都立千鳥高等学校に通う高校2年生です
目つきがきつく長身だった為子供の頃から周囲に怖がられて過ごしてきました
しかも現在は金髪、ピアスが付いてきます(コワッ!)
そのせいで人との距離感を上手く図れず人間関係に期待しないメンタリティが備わってしまいます
要するにぼっちです(汗)
そんな凛太郎が実家のケーキ屋で店番をしている時に出会ったお客さんの「和栗薫子(わぐり かおるこ)」は凛太郎を怖がることなく気さくに接してくれました
自分を否定しない女性に興味を持った凛太郎でしたが、彼女が千鳥と犬猿の仲のお嬢様学校・私立桔梗学園高等学校の生徒だと知り凛太郎は困惑してしまいます・・
千鳥と桔梗は隣同士の立地ながらお互いを敵対視する関係で、個人的に仲がいいとか許されないのです!(断言)
ぶっきらぼうな態度でも凛太郎の誠実な内面を理解している友人たちも桔梗への嫌悪感は隠そうともしません
天真爛漫(能天気?)な体育会系男子「宇佐美翔平(うさみ しょうへい)」、凛太郎と同じく中々本音は見せないけど仲間を大事にする「夏沢朔(なつざわ さく)」、明るく空気も読めるが実はバイオレンス系の「依田絢斗(よりた あやと)」にも薫子の事は話せませんでした
薫子自身は気兼ねなく凛太郎と接してくれますが、周囲の桔梗の生徒は翔平達同様に千鳥を嫌っていました
中でも幼馴染の「保科昴(ほしな すばる)」は過去の経験から来る男性不信も手伝って凛太郎を薫子から遠ざけようとします
もう翔平たちと昴は一触即発の状態でしたが凛太郎は薫子に試験勉強の手助けをしてもらって赤点回避を目指します
しかし偶然ノートに貼られた彼女のメモを見られてしまいギクシャクしてしまいます
それでも凛太郎は薫子との(友人)関係を昴に認めてもらおうと正面から向き合おうと努力を重ねます
人に距離を取られる事には慣れていますが、凛太郎自身は決して他人を貶めたり思い込みで嫌ったりはしません
とってもいい奴なんです(涙)
その誠実さは徐々に昴にも伝わり凛太郎を受け入れてくれるようになると彼は翔平たちがいかに大切な友人かを説きお互いが歩み寄れるよう話し合います
頭ごなしに相手に否定される辛さを知る凛太郎だからこそ大切な人たちにいがみ合って欲しくなかったのでしょう
しかもこの話をこっそり後を付けていた翔平たちに聞かれてしまい気まずいやら恥ずかしいやら(笑)
でもこれを機に6人は一緒に勉強会(かなりレベル差あり)したり、遊びに出かけたりするようになります
ここまでで思うに凛太郎、朔、昴は特に意思疎通や表現が下手ですね(笑)
逆に薫子と翔平は持ち前の明るさでオープンな付き合いが出来、絢斗は上手く空気を読んで行動しつつ時折爆弾をぶっこんできます
仲良くなった見返り(?)に凛太郎は昴から薫子の誕生日を教えてもらうと一念発起し父親にケーキ作りをしたいと頼み込みます
実家のケーキ屋は両親が経営していましたが、凛太郎が子供の頃から人と上手く接する事が出来ない姿を見て心を痛めていました
そんな彼が翔平や薫子に出会い前向きに物事を考えるようになった事を誰よりも喜んだのはこの2人かも知れませんね(涙)
誕生日にケーキを送り薫子への気持ちがどんどん抑えきれなくなっていた凛太郎は、6人で海に行った折2人きりになると思わず「好き」とつぶやいてしまいます
焦っても後の祭りだし好きと言う事実は覆せないと腹を括った凛太郎は薫子に告白する決意を固めます
ゆるやかな展開の中で友人や家族や好きな人を大切に想う気持ちを育ませていく凛太郎
そんな彼を暖かい目で見守ってくれる周りの人たち
この作品は特別な波風は少なく大切な人を想う気持ちで包まれながらストーリーが展開して行きます
ハーレムでもない、憎悪もない、ただ優しい気持ちが溢れる文字通りハートフルな恋愛漫画です
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