【クラシック】第8回 岡崎武士「恋」を読む!

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こんにちは
湖面をたゆたう漫画好きLuckoです

このブログではいい年した漫画好き(汗)のボクが、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます

完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください

あとネタバレも含みますので注意してくださいね

今回ご紹介するのは岡崎武士(原作・大川七瀬)「恋」です

この作品はCLAMPの大川七瀬氏とタッグを組んだ珠玉の名作です
女性視点で様々な恋愛模様を岡崎武士の絵で楽しむ・・こんな幸せな組み合わせがあるでしょうか?いや!ない!(反語)
甘酸っぱさ、ほろ苦さ、後ろめたさ・・恋愛を構成する様々な要素がふんだんに盛り込まれたオムニバスストーリーです
では早速読んで行きましょう!

作品概要

【作品名】
  
【作者】
岡崎武士
原作・大川七瀬)
【連載期間】
 1993 
【巻数】
全1巻

作品紹介

恋01

■ジャンル

作品のテーマはズバリ「恋」!!!
・・・そうでしょうね・・・
様々な恋愛を通して沢山の人生ドラマを体感できる作品となっています

■恋愛の流れ

女子高生(A)→通学路で見かけるサラリーマンに片想いするも告白できず

  ↓

女子高生(A) ホテルのプールでOL(A)に会う
自分の片想いをOL(A)に告白する
OL(A)は不倫の果てに相手をホテルで刺し殺していた

「あの人にとって『知らない人』なってしまうならじぶんなんていらない」

  ↓

OL(A)の同僚リーマン(A)OL(B)
(B)は(A)の親友だが同じ相手と不倫(?)

「男が浮気すれば『甲斐性」』だけど女は『不貞』もしくは『傷物』って呼ばれるのよ」
「男がつく『嘘』はただの『言い訳』だけど女の『嘘』は『願望』なのよ」

  ↓

女子高生(A)の友人女子高生(B)
(B)は男性教師(A)と付き合っていた
教師を気遣い別れ話を切り出すも教師は拒否

「俺んとこへ永久就職しろ」

  ↓

男性教師(A)の同僚・女性教師(A)
彼氏が部屋に堂々と浮気の痕跡を残しているので別れを決意
彼氏の部屋に砂糖と水をぶちまけて退散

「まったく最近の男は浮気も上手に出来ないんだから」

  ↓

女性教師(A)の友人(A)とその彼氏(A)
彼氏(A)は過去に浮気経験あり
それを許容して今も付き合う友人(A)

「人間には結局『自分』と『自分じゃない人』しかいないのよ」

  ↓

友人(A)と彼氏(A)が出たホテルの外で話し合う女子高生(C)男子高生(A)
(C)が年上男性とホテルへ入ったのを見た(A)が待ち伏せて話し合う

「きっとね『両想い』も『片想い』もあまり大差ないのよ」

  ↓

男子高生(A)の友人男子高生(B)が卒業した女子高生(A)を見かけ告白
彼は女子高生(A)と同じで通学路で見かける彼女に想いを寄せていた

「『恋』は人間ができることで一番少ない人数で『しあわせ』になれるものなんだ」

というのが一連の流れです

・・・申し訳ない・・男性キャラの見分けが付きにくくてもしかしたらキャラ被ってるのかも知れませんが・・
数々の恋愛模様を通して最初に片想いから「恋」を諦めた女子高生(A)に「恋」が還ってくるってのがいいですよね



恋愛観は人それぞれなのでこれがいいあれがいいと言うつもりはありませんが、大川七瀬氏の女性原作によって恋愛観の幅がかなり広くなったからこその「恋」なのだと思いました
不倫やら浮気やら恋愛経験値によって受け入れられる場所は様々だとは思いますが、刺さる所だけもらっといてください(笑)



ちなみに僕は浮気彼氏に仕返しする女性教師(A)が好きです
やるならここまでやらないとね~

ちょっとオムニバスなストーリーなのでレビューとは離れちゃったかも知れませんが、ハニーからビターまで色んな「恋」を見られる良作だと思います
気になった方は読んでみてくださいね
これにて「恋」読了です!

luck’o
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