こんにちは Luck’oです
このコーナーは現蔵書3000冊弱、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが読んだ作品のあらすじ紹介とレビューをしていくブログです
ひねくれものですので超メジャー作を読んでなかったり、「?」な作品を紹介したりしますがそこはご容赦くださいませwww
カテゴリは大きく分けて「連載中」「完結」「クラシック(主に2000年より前)」に分かれます
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このコーナーは大なり小なりのネタバレを含みます
ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします
TheWorkData
【作品名】 |
しょうもない僕らの恋愛論 |
【作者】 |
原秀則 |
【連載期間】 |
2019〜2021 |
【巻数】 |
全6巻 |
【掲載誌】 |
ビッグコミック |
Story&Review&Character
40代を迎え本のデザイナーとしての実力と立場が出来つつあった主人公「筒見拓郎(つつみ たくろう)」のFacebookに1件の友達リクエストが届きます
それは大学時代同じバンドで活動していた「谷村安奈(たにむら あんな)」からでした
拓郎と安奈は当時お互いが良い雰囲気で過ごしていましたが、拓郎は家庭の事情で突然実家に帰り大学を中退して以来連絡を取っていませんでした
訝しむ拓郎に翌日当時のバンド仲間「宇崎隆(うざき たかし)」から聞かされたのは安奈の「死」でした
信じられない気持ちで葬儀場に向かうと1人の女性に声を掛けられます
彼女の名は「谷村くるみ(たにむら くるみ)」
安奈の娘でした
3か月後、突然くるみが拓郎の家にやってきてカセットテープを差し出して来ます
それはバンド時代に安奈と練習用に録音した物でした
2回目に会った時は安奈の前から消えた理由を聞かれますが上手く答えられず彼女を突き放す言い方をしてしまいます
そして3回目にくるみが同級生の「小椋悠(おぐら ゆう)」を連れて乗り込んで来た時に、ようやく素直なその時の気持ちを伝える事が出来ました
20年の時を経て安奈の娘との関係がほぐれて行く中で、拓郎の高校時代からの友人である「森田絵里(もりた えり)」はその事を知り辟易します
彼女は20年以上拓郎への初恋をこじらせており、かつての恋人(未満)からその娘がライバルになるのではないかと気が気ではありませんでした
その予感は悪い方に当たり、何度も話していくうちにくるみは拓郎の人柄に惹かれていきます
くるみの登場を機に絵里は長い初恋と決別するべく拓郎に告白します
最初は驚いた拓郎だったが絵里の気持ちを受け止め付き合いう事になりました
しかしそれを知ったくるみは当然ショックを受けます
そんな彼女の気持ちを知らない拓郎は急によそよそしくなるくるみを不思議に思っていましたが、絵里とは旅行に行った後同棲を始め新しい生活を順調に進めて行きます
ある時くるみの気持ちを知った拓郎は安奈との時間の続きをくるみに重ねていたのだと反省しますが、時すでに遅くくるみとの距離は開いていく一方でした
しかしくるみと悠が卒業アルバムの委員になったのをきっかけに、デザインのアドバイスをするようになるとまた良好な関係に戻りくるみはデザインの道を目指し始めます
くるみに刺激を受け仕事へのやる気を出す拓郎でしたが、会社が後進の育成に力を入れており拓郎も現場から身を引くよう求められ葛藤します
どうしても第一線で仕事がしたい拓郎は元先輩の「因幡剛(いなば つよし)」の話を聞いて独立を決意します
それを知ったくるみは諸手を挙げて応援しますが、くるみから悠経由で話を聞いた絵里と大事な相談をされなかったとケンカになってしまいます
しかも美大を目指そうと遅まきながらの努力を重ねるくるみの相談に乗っている事を隠していた為に事態は泥沼へと入って行きます
絵里の友人で同期の「河島薫(かわしま かおる)」はそれを機に結婚するよう後押ししますが、絵里は今一つ煮え切らない気持ちでした
そんな2人が偶然通いの居酒屋で鉢合わせひと悶着起きかけますが、美大の経緯を知った絵里は早々に鞘を納めてしまいます
その後2人は和解しますがくるみはけじめとして拓郎にさよならを告げ彼の前から去って行きます
拓郎と絵里もお互いが知らない内にくるみと会っていた事をきっかけに口論となり、2人の将来について曖昧な拓郎の発言を聞いて絵里に別れを切り出されてしまいます・・・
3年後、くるみは美大の受験に落ち女子大生として日々を過ごしていました
その間気になる男子もいたが上手く行かず雑誌社のアルバイトに精を出していました
そこで耳にしたのはなんと拓郎が骨折して仕事が出来なくなった話で、恐る恐る連絡を取って彼の家に行って目にしたのはケガにギブスの拓郎と荒れ果てた部屋でした・・
絵里と別れた事を知ったくるみは、ギブスが取れるまでの1か月だけ拓郎のサポートを頼まれ仕事を手伝う事になります
再開の日以降態度がよそよそしくなった拓郎に違和感を感じながらも手伝いに勤しんだくるみは、最終日に思い切って好きだった事を告白します
拓郎に無言のまま連れていかれた居酒屋で、彼はくるみの後ろに安奈を見ていただけでくるみ個人への恋愛感情はないとハッキリ言われてしまいます
きちんと恋を終わらせた事は拓郎なりのくるみへの思いやりでした
こうしてくるみの初恋と20年に渡る拓郎の恋は終わりを告げました
―――その後―――
「拓郎」は独立後、事務所を設立
成功を収め念願だった憧れのバンドの仕事を受けるまでになります
「絵里」は部下の「堀江」と新しい恋をスタートさせ公私共に幸せな日々を送っています
そして「くるみ」は出版社に就職し3年後拓郎の仕事の担当となります
プライベートでは弁護士になった悠にプロポーズされますが・・・
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