アオアシ ブラザーフット 1巻(小林有吾)【新刊コミックレビュー】※ネタバレあり File0203

アオアシ ブラザーフット01 スポーツ
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こんにちは Luck’oです

このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく新刊レビューします

いい作品が見つかれば幸いです

※ご注意
多少のネタバレを含みます、それが嫌な方はブラウザバックをお願いします

今回紹介する新刊コミックは8/30発売の
アオアシ ブラザーフット」巻(小林有吾)です

概要

大人気サッカー漫画・アオアシのスピンオフ

主人公は、愛媛で暮らすアシトの一つ上の兄・瞬。

かつてはアシト同様サッカーに打ち込んでいた瞬だったが、過去の挫折から今はサッカーと距離を置いていた。

その挫折とは、喘息。
しかも愛媛のJクラブアカデミーに練習生として参加した際に発症し、それが原因でアカデミー生になれなかったという過去があった。

そんな瞬が、ひょんな理由から再びサッカーと向き合うことになり!?

―――遅すぎる挑戦なんて、ない。
誰しもに勇気を与える「再起」の物語。

Amazonより抜粋

作品情報

タイトル
 アオアシ ブラザーフット 
作者
 小林有吾 
発売日
2021年8月30日
掲載誌
 週刊ビッグコミックスピリッツ 
ジャンル
サッカー

サブタイトル

第1話 蹴れなかったサッカーボール

第2話 マイ・クラブ

第3話 困惑と、無慈悲

第4話 ひりつく感情

第5話 チロルチョコ

主な登場人物(新規・更新)

♤青井瞬(あおい しゅん)
高2、葦人の兄、幼少時の小児喘息でサッカーを諦める

♡青井紀子(あおい のりこ)
瞬の母親、飲食店を経営

♡椎名七波(しいな ななみ)
高1、中学時代は葦人の同級生、吹奏楽部

♡佐和(さわ)
七波の友人

♤白石大湖(しらいし だいご)
AC愛媛ユース生、元ガノン大阪Jr.ユース

♤中丸(なかまる)・鈴鹿(すずか)
AC愛媛ユース生、大湖とつるんでいる

♤大下甚八(おおした じんぱち)
AC愛媛育成部長

♤浅見秋(あさみ しゅう)
AC愛媛ユースヘッドコーチ

♤剣崎誠(けんざき まこと)
AC愛媛ユース監督

ポイント紹介

「弟に託した夢」

葦人がエスペリオンで着実に実力をつけて行っている頃、兄の瞬にもひとつの朗報がもたらされる

それはずっと治療に専念していた小児喘息の完治だったが、この病気のせいで瞬はひとつの夢を諦めざるを得なかった

そう、サッカー選手になる夢を

その夢は既に未来ある弟に託した事で諦めがついたはずだった

・・そう、あの封書が手元に届くまでは・・





「J2最弱候補」

AC愛媛から届いたユース途中入団の案内と慶應までA判定の模試結果

どちらを取るかは考えるまでもない

教頭先生からそう言われ自分の頭でも正解はわかっていた。でも葦人に背中を押されたような気がして母・紀子を誘ってAC愛媛の試合を見に行ってみた

J2万年下位の評判通りの負け試合、1/3も客が入らないスタジアム・・そんなわが町のJクラブでもサッカーを諦めざるを得なかった男にはかけがえなく輝いて見えていた





「出会って数秒で試験」

意を決してAC愛媛の練習場を訪れた瞬を待っていたのは、オフェンス4ディフェンス7のハーフコートゲームだった

1日3本×3日で1ゴールでも決められたら練習生として合格とする

目と耳と頭を疑うような剣崎の言葉を咀嚼する間もなくゲームは始まってしまう

たった3日、たった9本のミニゲームで自分の夢が吹っ飛ぶシチュエーションに戸惑いながらも心躍る自分がいるのも事実だった

レビュー

こんにちは

大人気サッカー漫画アオアシのスピンオフとなる「アオアシ ブラザーフット」の1巻です

アオアシの熱量だけでもかなりのものなのに、同じサッカー漫画のスピンオフを作者自ら描くって凄いことですよね

その上、他にも連載してるし・・・御身体だけが心配です

さて本編がサッカーエリートの最高峰クラブでの活躍を描くのに対し、こちらは地方の弱小クラブがテーマになっております

再起を賭ける瞬とAC愛媛を被らせる印象ですよね

この切り口もまたいいなーと期待してしまいます

正直、地方クラブの現状はコロナを差し引いてもそういいものではありません

日本サッカーの最高峰J1チームをおらが町にと掲げる目標は崇高でも、現実は予算確保さえままならないせいで人材確保も必然的に滞ってしまうチームも少なくありません

そういったクラブが力を入れるのが育成です

ぶっちゃけトップチームは弱くても育成チームはかなりの成績を残しているクラブもあります

トップチームあっての下部組織なのは確かですが、下部組織からの突き上げでトップチームが強くなっていくのもまたあるべき形なのです

そこで活躍した選手がビッグクラブへ羽ばたいていきチームにはお金を残すのも育成の大事なポイントです

正直地方クラブの方が向かうべき課題が多い分、多角的な視点でサッカーを知ってもらうことが出来るのではないかと思います

試合だけに集中できる環境の葦人とはまた違った切り口でサッカーを描いてくれることを期待したいと思います

彼の物語はまだ始まったばかりですからね

2巻に続く

Luck'o
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試し読みはこちらから↓↓

主な作者作品

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ところで

みなさんは愛媛サッカーと言えば何ですか?

Luck'o
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僕はエヒメッシです!(ビシッ)

・・・イマナゴヤダシ・・

ではまた次回の新刊で!

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