第49回　彩乃浦助「バカ女26時」を読む！

このブログではいい年した漫画好き（汗）の私が、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます

完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください

あとネタバレも含みますので注意してくださいね

今回ご紹介するのは彩乃浦助「バカ女26時」です

この作品は発売日に表紙買いしました
まぁタイトルも込みですね(笑)
Amazonの説明文でちょこっとだけ内容は確認しましたが、一番心配だったのは「絵」でした
「表紙サギじゃなきゃいいけど・・」
実際表紙に比べると本編の絵はちょっと薄まった感じでしたがそれでも十分な画力となによりストーリーが良かったですね
逃亡で言えば最近だと「マイホームヒーロー」とかも似たサスペンス色ありますけど、この漫画は逃げながらも明るい(笑)ここ大好きです！

作品概要

【作品名】

バカ女26時

【作者】

彩乃浦助 （原作・遠野めざ）

【連載期間】

2023〜

【巻数】

既刊１巻 （2024.6現在）

【掲載誌】

となりのヤングジャンプ

作品紹介

■ジャンル

この作品のジャンルは「クライムサスペンス」をメインとした女２人の「逃亡旅」です
犯罪を犯した女２人（犯したのは１人か・・）が人の目を避けて海外逃亡なんてさぞ大変・・と思ったら結構楽しそう？？

■メインキャラクター

「アツコ」
主人公の１人、一見キツそうなタイプだが人付き合いが広く世間慣れもしている、でも下ネタは苦手

「ユリ」
アツコと幼小中高一緒だが付き合いは浅い、勉強はアホレベルに苦手だが見た目は美人、実業家と結婚したがDVを受けていた

「フートゥイ」
アツコのネトゲ友達、ハンドルネーム、ベトナム人で父親はホテル王、見た目は女だが元男かも？

■殺人から始まるストーリー

開始早々に発覚したのは「アツコがユリの旦那を殺した事実」でした
２人はそれ程仲が良い訳ではありませんでしたが、きっかけはユリの両腕に刻まれた「DV」の痕でした
同窓会でそれを見たアツコは速攻でユリの旦那を殺してしまいます

衝動的に見える行動ですが先にも言った通り２人は仲が良かった訳でもなく友人のグループも別々で驚きこそすれいきなり殺すのは急すぎますよね？？
一体アツコに何があったのでしょうか？

■inベトナム

殺人を犯したアツコは早速ベトナムに逃亡を図ります
そこになぜかユリまで付いてきますが、理由は夫を殺された恨みとかではありません
・・殺されても仕方ないクズ亭主だったようですからね・・
その真意も図りかねる所ながらさらに問題なのはユリが「アホ」な事です
えーーーっと学力的にもアホだし世間的にもアホです(笑)



アツコ「・・まさかお前付いてくる気か？英語もできないのに？」

ユリ「ディスイズアペン」（ドヤ顔）

アツコ「使わない文だから　それ」



こうして逃亡者２人はベトナムの地に降り立ちます

■謎の人物「フートゥイ」

観光客としてならば素晴らしい国でも逃亡犯のアウトローに海外は優しくありません
しかも女２人ならなおの事です
タクシーに乗れば怪しい所まで連れて行かれかけ、宿に泊ればベッドは南京虫だらけ・・
逞しくないとやってられませんね(笑)



そんな中アツコが頼ったのは「フートゥイ」なる人物
ネトゲ仲間で父親はホテル王で超金持ち、しかも男か女かわからない容姿・・謎過ぎて混乱するユリでしたがそれよりもショックだったのはフートゥイよりもアツコの事を知らない事実でした



なぜアツコはユリの旦那を殺して逃亡を図ったのか？？
衝動的でない事実をフートゥイから聞かされてユリは愕然とします



思っていたよりも急展開で海外逃亡しちゃいましたが以外にも色々と謎があり一筋縄ではいかなそうなストーリーにすごく引っ張られてしまいました
特に一見ユリに振り回されているように見えるアツコにも隠された秘密がありそうって展開が気になりますね
それ以上に悲壮感全開なはずなのに楽しそうに旅をする２人が羨ましい(笑)

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