こんにちはLuck’oです!
このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく既刊のあらすじ紹介をします
既刊紹介は最近連載中&完結した作品の簡単なあらすじとちょっとだけレビューをしていくコーナーです
※ある程度のネタバレを含みますのでご了承ください
今回ご紹介するのは「不滅のあなたへ」4巻です
概要
“日々を家族に捧げるように暮らした4年間が、フシをまるで人間のように成長させた。だが、その平穏で刺激の少ない生活の中で、フシが獲得したものはそれほど多くない。そんな中、リーンの誕生日会に参加したフシをノッカーが急襲する。兄グーグーの助けを得て戦うフシは、ノッカーを倒し家族を守ることができるのか。これは痛みを強さに変える物語。”
Amazonより抜粋
作品情報
タイトル |
不滅のあなたへ |
作者 |
大今良時 |
発売日 |
2017年9月15日 |
掲載誌 |
週刊少年マガジン |
ジャンル |
ファンタジー |
サブタイトル
#25 まがりみち
#26 わかれみち
#27 過去からの贈り物
#28 大地割る巨石
#29 仮面の最期
#30 丘の上の一家
#31 目覚め
#32 惑う旅路
#33 高みへの意志
#34 閉ざされた土地
主な登場人物(新規・変更)
なし
あらすじ
「突然の訪問者」
ノッカーの襲撃から4年が経った
その間フシは変身をせず人間として過ごしていると、肉体が正しく時を刻んだ事で外見の成長を遂げていた
いつも一緒で兄弟のように暮らしてきたグーグーの元に1人の青年が訪れてくる
それは実の兄・シンで、かつてはグーグーが貯めていたお金を持ち去った人物だった
お金を失い生活もままならない時期があったが、今では農具店を営み生活が軌道に乗ってきた所でグーグーを見つけ一緒に暮らそうと言ってきたのである
そんな兄をグーグーは受け入れられるはずもなく・・・
「リーンの気持ちは」
リーンの16歳の誕生パーティーに呼ばれたフシは、グーグーに彼女が許婚と結婚させられる事を伝えて奪いに行くよう背中を押す
それに反して屋敷を立ち去ろうとするグーグーを追いかけてきたリーンは、グーグーこそが以前丸太に潰されそうになった自分を助けてくれた人物だと確信を持って語りかける
そんないい雰囲気を台無しにするかの如くフシを狙ってノッカーが襲撃してきた
屋敷が地盤もろとも崩れ落ちる中、パーティーの参加者を外へ逃すとグーグーはノッカーとの戦いに追い込まれるフシを助けるべく屋敷へと踏み込んでいく
「新たな旅立ち」
多くを失い再び旅に出る事を決意したフシは、何度か自分の前に現れた「観察者」からノッカーについての情報を入手する
そんなフシを追いかけてきたピオランと同行するしないでひとしきりケンカをする
更にフシがショックだったのはノッカーとの戦闘でマーチの姿を奪われた時に、彼女の存在や記憶まで思い出せなくなった事であった
ノッカーと戦う力を得るために、2人は船でサールナイン密林に渡り新たな動物の力を獲得しようと港へと向かう
しかし、普通の船に混じっていた奴隷船に押し込まれジャナンダ島へと連れ去られてしまう
レビュー
不滅のあなたへの4巻です
グーグー編でフシはたくさんの心の成長を果たします
それは「人」に近づくものなのか?それとも「人」以上のものになる行程なのか?
人を思いやる心は多くの物をフシに与えますが、同時にそれを失う怖さも出て来てしまいます
そして悲しみも・・・
大事なものを失う事で得ていく力は果たしてフシの活力となるか枷となるか
今までは彷徨い、囚われ追われる生活だったのが、ここにきて4年間腰を落ち着けました
やはりグーグーやピオランの存在はフシにとって大きかったようです
だからグーグーを失った時、ピオランを置いて旅に出ようとしますがフシにとって良かったのはピオランが大変聞き分けの悪い女性だったという事です(笑)
フシが成長する為には言葉や文字、技能ももちろん大事なのですが感情という要素もかなり必要になってくる気がします
感情はフシの動機にも大きく関わって来ます
サールナイン密林に向かったのも大事な姿をみすみす奪われたくないからです
こうしてみると喜怒哀楽、どれも人間が成長していくには必要なんだなと感じますよね(当たり前ですが)
ピオランを別れようとするフシはその後のピオランの人生を心配していました
そのせいで旅立ちの足が鈍りもしました
最初に比べるとだいぶ人を思いやれるようになってきましたよね
次巻からはジャナンダ島編です
またしても囚われの身となったフシに今度はどんな困難が待ち受けるのでしょうか?
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5巻へ続く!
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