こんにちはLuck’oです
このコーナーは現蔵書3000冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなくレビューします
ぜひ気になった作品はチェックしてみて下さい
皆さんの漫画ライフを広げる一助になれば幸いです
※ご注意
このコーナーは多分のネタバレを含みます
ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします
皆さんのオススメも随時募集中です
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今回はマガジンで大人気ヒットしたサッカー漫画
「シュート!」を紹介していきます
「オフサイド」に続く人気サッカー漫画だね
だから他所をイジるんじゃない!
長期連載のみならずアニメ化や実写映画化もしています
(嫌な予感・・・)
主演はなんと若き日のSMAP!主人公の田仲俊彦には中居クン!
野球の人じゃん!
まあそこはお仕事って事で
勿論天才久保は木村拓哉!和広が慎吾クン!神谷に草彅クン!そしてなんと健二には森クン!
初期メンバー!・・・吾郎クンは?
馬堀・・
微妙!!
しかも当時現役のラモス、武田、藤吉も出演!!
ダメな気しかしない!!
では作品紹介行ってみましょう!
おなしゃす!
TheWorkData
【作品名】 |
シュート! |
【作者】 |
大島司 |
【連載期間】 |
1990〜1996 |
【巻数】 |
全33巻 |
【掲載誌】 |
週刊少年マガジン |
Category
サッカー
実在の戦術や技術をモチーフにした展開満載で、少年誌の中では群を抜いた本格サッカー漫画
恋愛
破天荒な不良・一美に惹かれていく俊彦と和広。チームでは一緒に戦ってもこのポジションは譲れない!後半は健二と俊彦の姉・夏子の関係もヒートアップする!
アイドル
中盤ではヒロイン一美がまさかのアイドルデビュー!サッカーだけではなく意外性のある幅広い展開もシュートの魅力!
PowerWord
掛川高校サッカー部
創部半年で県大会ベスト8まで進んだ無名校
掛西中トリオ
全国ベスト4の原動力となった俊彦・和広・健二3選手
トリプルカウンター
健二→和広→俊彦でゴールを決める究極のカウンターアタック
ナックルシュート
掛川北・広瀬の得意技、不規則に揺れて落ちるシュート
11人抜き
久保が掛川北戦で打ち立てた伝説のゴール
幻の左
俊彦が久保との特訓で磨き上げた左足のシュート
ローリングスロー
新田の得意技、ボールを軸に前転するスローイン
フラッシュパス
藤田東十八番のパスワーク、全てダイレクトで繋ぐ為止める事が困難
カウンターシュート
藤田東・松下と小柳で開発したシュート、小柳が蹴ったシュートを松下が弾き返し威力が増す
サブマリンシュート
俊彦の「幻の左」改良版、地を這う軌道で緒方のパンチングを潜り抜けた
狼の牙(ウォルフ・ファング)
前山工業・ヴィリーのフィニッシュシュート
バイシクルシュート
王様ペレが得意とした「キング・オブ・シュート」
ダブルヒールショット
和広が編み出した1人時間差ヒールキック
奇跡のシュート
久保が一度だけ成功した二軸のシュート、ボールが2回変化する
Review&Character
憧れの掛川サッカー部
掛西中で全国ベスト4を達成したFW「田仲俊彦」は憧れの天才MF「久保嘉晴」とプレーする為掛川高校サッカー部の門を叩く
しかし快進撃の原動力となり掛川高校での活躍を誓ったテクニシャンMF「平松和広」と超高校級GK「白石健二」はその後の暴力事件をきっかけに袂を分かったままであった・・
いざ入部すると久保が不在のサッカー部で与えられるのは雑用ばかりで試合どころか練習すらまともにさせてもらえない
一緒に入部した不良娘のマネージャー「遠藤一美」が勝手に2年生に啖呵を切った事で後に引けない紅白戦に巻き込まれるが素人同然の同級生がチームメイトでは実力差は明白であった
副キャプテン「神谷篤司」の前に膝を折りそうになった時、駆けつけた和広と健二の参加で「掛西中トリオ」が復活し反撃の狼煙を上げる!
和広は親の後を継いで医者になる為勉強に専念
健二は元々不良なのでヤンキーに専念
ヤンキーは専念するもんじゃないだろ!
ちなみに序盤では久保は登場せず神谷の独壇場です
一美と神谷は揉め事要員だな(納得)
ターゲットは久保嘉晴
ついに久保嘉晴も合流し2年目の掛川高校サッカー部がスタートを切る
目指すはインターハイ予選突破だが、強豪ひしめく静岡県予選は簡単に達成できる目標ではなかった
その中で俊彦、和広、健二は揃い踏みでレギュラーを掴みいざ公式戦へ!
緒戦では湖東相手に圧勝で幸先の良いスタートを切るが、古豪・浜野は最初から久保に3人のマーカーを付けてパスを封じにかかってきた
健二の負傷を乗り越えPK戦を制した掛川は決勝トーナメントに入っても破竹の勢いで勝ち進む
順調なサッカーの裏で俊彦は奔放な一美に少しずつ惹かれていくが、和広も一美が好きだと知り気持ちの行き場所に困るのだった・・
完全に相手は久保シフトで対応するも超高校級はそんなマークじゃ止まらない!
凄すぎるパイセンだな
小坂部はボールより健二を蹴りに来る
いや!ダメだろ!
久保、偉業達成し伝説となる
急用の久保抜きで試合に臨まなければならなくなった袋井工業戦
中学時代に全国優勝経験のある大型FW「藤井大介」の圧力に前半は押されっぱなしだったが、後半に入ると持ち前のパスワークと俊彦が久保と特訓していた「左足シュート」が炸裂し逆転勝利を収める
だが勝利によって誰もこの「久保不在」の意味を深く捉えていなかった
準決勝に進んだ掛川は斉木率いる掛川北と対戦
神谷も斉木との中学時代の因縁を引きずる中、掛川北の秘密兵器「広瀬清隆」が放つナックルシュートによって防戦一方に追い込まれる
それでも2点ビハインドから1点返した後半、久保が伝説を作る
健二からボールを受け取ると自ゴール前から相手ゴールまで11人抜きを決めると突然倒れ込み控室で帰らぬ人となる
久保は自身が白血病に侵されている事を黙って試合に参加しており、先の休場も自分がいなくなった後への布石であった
久保を失った失意の掛川は決勝で藤田東に大敗してインターハイを終えた・・
ここでまさかの久保が死亡!
エースの死を乗り越える重い展開になっちゃったね・・
「10番」田中俊彦
久保なき掛川を混乱に陥れたのは転校生の「馬堀圭吾」だった
6年間ブラジルにいた馬堀は久保の教えありきの掛川サッカー部に疑問を投げかけた
この諍いを契機に行われた紅白戦で俊彦は久保に倣うのではなく自分達で考え楽しむサッカーの大事さに気付きチームもまとまりを見せる
俊彦は久保の遺志を継ぎ背番号「10」を背負い全国高校サッカー選手権大会に臨む
背番号の重圧に負ける事無く好調を維持する俊彦だったが、知らぬうちに久保の呪縛に捉われチームを窮地に追いやってしまう・・・
久保が抜けて新キャラの馬堀投入
同じテクニシャンのドリブラーだから違和感はなし
でも本場ブラジル気質は縦割りの高校では異分子だよね
そして背番号10は主人公の俊彦に渡る
やる気が空回りする展開が目に見えるな・・・事実神谷に殴られるし・・
王国静岡頂点への挑戦
静岡県予選準決勝の相手は掛川北を破った清水学苑
中心となるのは「フィールドの魔術師・芹沢直茂」
日本人離れした体格とずば抜けたボールコントロール技術に掛川DF陣は翻弄される
しかし彼には起用に関わるある弱点があり、魔法が解けるタイミングが勝負の別れ目となった
そして決勝はインターハイと同じカード「掛川vs藤田東」
夏の雪辱、久保の死、そして新生掛川の産みの苦しみを乗り越える為には是が非でも勝たなければいけない相手であった
読日クラブの10番「アモス励」が直々に口説きに来た藤田東、そして日本サッカー界のエース「加納隆二」、俊彦の同世代のレギュラー「松下浩」、その他静岡最高峰プレイヤー達が掛川に立ちはだかる
試合は和広の父が開発した伝家の宝刀「フラッシュパス」が何度も掛川陣内で展開され、ボクシングの実力者で1年生GK「緒方十次郎」が俊彦の幻の左を正面から弾き返す
紛う事なき最強の相手に防戦の時間こそ長くなる掛川だったが、和広が「フラッシュパス」を見破り俊彦が試合中に完成させた「サブマリンシュート」が緒方の壁を粉砕し掛川は悲願の優勝を手にする
藤田東が強すぎるが故に格別の優勝だったね
ここまで勝ち進むうちに久保から脱却する強さを手に入れたね
久保退散!
言い方!!!
まだ見ぬ強豪との邂逅
全国大会の事前番組に出演した俊彦はアイドルの「堀川真梨」直々に応援されて有頂天になるが、なんとその裏で一美がプロダクションにスカウトされアイドルへの道を進んだ事を知らなかった
後にグラビアデビューで周知の事実となるが、一美が地元に戻って来た際に俊彦は意地を張って憎まれ口を叩くが和広は思い切って好きな気持ちを告白する
そして遂に始まった全国高校サッカー選手権大会
掛川の1回戦の相手は埼玉県代表・青城南高校
ドリブラー「青い貴公子・姫野幸介」と全中優勝GK「レッドオクトパス・市原時男」を擁する強豪で好ゲームが予想されたが、戦術の成熟度の差が露わになり掛川が予想を超える圧勝でスタート切る!
2回戦は北海道代表・鶴ヶ崎高校
予選をリベロ「北海の氷壁・氷室明彦」のゴールで勝ち上がってきた不気味な存在で、1点を争う緊迫した展開になっていく
鶴ヶ崎の策に嵌り定石通り氷室にゴールを許した掛川だったが、赤堀・神谷の2年生メンバーが意地のゴールを決め3回戦に駒を進める
俊彦の元に突然現れた一美が勝利の女神となったのか、3回戦で今大会初のハットトリックを決めた俊彦は勢いそのままに準々決勝に臨む
しかしその裏で姉「夏子」と健二がある事件に巻き込まれてしまう
姫野と市原ナイス噛ませ犬
逆に氷室は1人でかなり掛川を苦しめたね
どこと戦っても苦戦は必至だからね
個の力では劣っても掛川は総合力で強いんだね
トラブルby健二
準々決勝前夜、ガラの悪い男に絡まれている夏子を助けた健二は、被害者にも関わらず警察に拘束されてしまう
健二抜きで臨む豊川高校戦は双子のエース「マジックシザーズ・高橋兄弟」のコンビネーションに苦しみ失点を重ねる展開となる
嫌疑が晴れた健二がバイクを飛ばして会場に駆けつけると同点の状態で豊川高校にPKを与えた所だった
健二のピンポイント活躍と諦めない掛川イレブンの奮闘で豊川高校に勝利すると、準決勝では久保に関わる因縁の相手「ヴィリー・ラインハルト」と大会№1DF「東雄吾」を擁する前山工業と対戦する
攻撃と守備「双頭の龍」と呼ばれる2人の司令塔を持つ前山工業に攻め込まれるが、俊彦の新シュート「バイシクルシュート」が炸裂しヴィリーとのゴール合戦を制し初出場で決勝戦の舞台に昇りつめる
暴力は無くても飲酒、喫煙は普通にしてたけどな
この時代の高校生って飲酒は鉄板⁉
王者への挑戦
決勝の相手は高校サッカーの最高峰・東京代表帝光学園高校
「キング」と称される主将「岩上順司」や「関東のマラドーナ・恩田朝之」、更にはイタリア留学中のGK「草薙京悟」まで参加し盤石の布陣で掛川を迎え撃つ
俊彦の「幻の左」に加えここまで相手チームをいいように手玉に取って来た和広の「ダブルヒールショット」も封じられ、逆に恩田の「黄金の左」にゴールを脅かされる
流れを変えようと神谷は守備を「ゾーンプレス」に切り替えるが、帝光は自身も相手の戦術に対応する「悪魔の鏡(デモンズミラー)」で真っ向から掛川の手を封じにかかる
後半には和広専門のマンマーカー「木ノ内」を投入して攻め手を奪うと岩上のゴールで先制点を決める
後のない掛川は俊彦と和広のコンビネーションで久保が一度だけ実現した「奇跡のシュート」に活路を見出すと、延長戦の末帝光との激戦を制し選手権優勝を手にする
帝光はチームとして完全に格上に相手だった
試合中の新しい発想が勝ちに繋がったな
遂に和広のダブルヒールショットも種明かしになった
あれ正面の人以外見えてたでしょ
言わないの!大事なネタなんだから
世界への序章
選手権が終了すると全日本ユース代表候補が招集され掛川からは俊彦、和広、健二、神谷、馬堀が選出される
更に監督の「セルシオ越前」はブラジルから日系人ながらプロで活躍する「光岡丈時」を呼び寄せチームの柱として期待を寄せる
しかし突然入って来た新参者を中心選手として認める程、高校サッカーの雄達のプライドは低くなく紅白戦で力試しとなる
結局ユース代表が標榜する「ベストパス・ベストラン」を一番体現する光岡を認める形でメンバーは個の実力を発揮していく
その光岡をブラジル代表に連れ戻す為、わざわざユース代表の中心選手4人が日本へとやってくる
11人対4人という変則マッチで互角以上の戦いをするブラジル代表に一同は戦慄すら覚えるが、徐々にブラジル代表の「タイトロープ」を攻略し反撃の狼煙を上げる
だがその奮闘が光岡の心に火をつけてしまい、彼はブラジル代表として日本と戦う事を選択してブラジルに帰ってしまう
正式に全日本ユース代表に選ばれた俊彦達はドイツ遠征に赴くが、サッカーの本場での自分の立ち位置を痛感しつつも厳しい戦いの中で新たなる可能性を見出していく
そして春が来て掛川高校サッカー部は「夏冬連覇」を掲げスタートを切る!
久保の雰囲気を感じる男・光岡の登場は衝撃だった
しかも一時は一緒に戦うのかと思わせてからのブラジルUターン!
敵が強い方が面白いしね
連載当時ぐらいだとまだ日本弱いからね
正直相手のなめてる態度くらいが普通だった気がする
技術は勿論、ハングリーさやサッカーに賭けるメンタリティが違ったからね
でもワールドユースやってません!
は?
多分日本代表の静岡贔屓に嫌気がさしたのかと・・
いやちげーよ!
確かになぜか静岡だけ予選敗退者がゴロゴロ入ってたけどさ
続編を描いているうちに現実サッカーとニーズの差が出てきて人気が無くなったというのが大方の見解です
足かけ13年は長すぎたのかな~
翼くんはまだ現役だけどね
白熱の試合あり、青春の恋愛あり、まさかの一美のアイドルデビューありと驚きに満ちた展開が沢山あってサッカーだけに留まらない面白さがありましたね
ではまた次の作品でお会いしましょう
バイバーイ
試し読みはこちらから↓↓
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