こんにちはLuck’oです
このコーナーは現蔵書3000冊弱、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが読んだ作品のあらすじ紹介とレビューをしていくブログです
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カテゴリは大きく分けて「連載中」「完結」「クラシック(主に2000年より前)」に分かれます
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ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします
TheWorkData
【作品名】 |
瞬きより迅く‼︎ |
【作者】 |
ふなつかずき |
【連載期間】 |
2020〜 |
【巻数】 |
1〜6巻 |
【掲載誌】 |
ウルトラジャンプ |
最新刊・6巻(2022/8/19発売)
部活終わりの日葵達は珠希に誘われ彼女の両親が経営する居酒屋に足を運びます
そこでまず驚いたのは真心が実家を家出同然の状態で珠希の家に下宿していた事でした
そして語られる桜台北高空手部誕生秘話と天吹姉妹の確執・・
幼少時から父親の指導の下でフルコンタクト空手に取り組んでいた天吹姉妹は、高校入学と同時に伝統空手経験者の珠希を誘って空手部を創設します
無名の桜台北はインターハイで真心が國修院の本庄と熱戦を繰り広げ話題となります
しかしその直後、双子の父「天吹貴敏(あまぶき たかとし)」がくも膜下出血でこの世を去ると事態は一変します
家計の為に無理をする母を放って置けない姉妹は生活を軸にした日常にシフトしようとします
でも母は空手を続けて欲しいと多くの話し合いの場を持ちました
そこの資産家である祖母の「天吹悦子(あまぶき えつこ)」が現れ3人を引き取る申し出をしてきますが、それと引き換えに言い渡されたのは空手を辞める事でした
受け入れた優心は空手部を辞め、受け入れない真心は家を出ます
学校の用地売却も国会議員である祖母が絡んでいると真心は断言します
しかし現実的に2週間程度の特訓で強くなれるはずはないままインターハイがやって来ます
団体戦一回戦の相手は去年の春季大会個人組手準優勝の「相澤京(あいざわ きょう)」を擁する神田和泉女学院でした
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Story&Review&Character
この作品は鈍くさい自分に嫌気がさした主人公が、空手と出会いひとつのものに打ち込む素晴らしさや仲間との友情を深めていく学園スポーツ漫画です
しかもふなつ作品にお約束の「アレ」がない!
純粋に高い画力と迫力を存分に楽しめる作品です
1巻
【ぐーどん、高校デビュー!】
主人公は今日から高校1年生の「小花井日葵(こはない ひまり)」
何をやっても鈍くさくついたあだ名は「ぐーどん(愚鈍)」
そんな最低の二つ名を返上しようと心に誓う日葵はある女性との出会いをきっかけに「東京都立桜台北高校」に入学します
動機は憧れの先輩「天吹優心(あまぶき ゆこ)」
2年生で生徒会長の彼女に中学時代の日葵は一度助けられた事から、彼女と同じ学校に通おうと勉強を頑張りました
しかし屋上で会った彼女はイメージと似ても似つかない活発な人物でした
それもそのはず、その人は双子の姉「天吹真心(あまぶき まこ)」で2人しかいない空手部の存続を巡って優心や学校と対立していました
優心に憧れる一方で空手に打ち込む真心にも惹かれる日葵は自分を変えようと空手部への入部を決意します
空手部には真心と同じ2年生で部長の「由良珠希(ゆら たまき)」しかいませんでしたが、日葵と同時に経験者の「伊澤空(いざわ そら)」、未経験者の「月見里美裕(やまなし みひろ)」、そして顧問の「浅木乙葉(あさぎ おとは)」を加えた6人で新学期をスタートさせます
真心と珠希は新入部員を優しく厳しく指導しますが、日葵と美裕が初心者同士和気あいあいとしているのを許せない空との間で諍いが生まれてしまいます
そこで真心は日葵を特訓して空に一発入れると宣言し試合をさせます
真心が目を付けたのは日葵の目の良さでした
鈍くささが代名詞の彼女は動体視力に優れておりそれに練習で身体が付いてこれば化けると踏んでいました
試合を通じて空との関係を修復した日葵でしたが、今度は優心直々に「活動実績を示さなければ空手部は廃部」という通告を受けてしまいます
2〜3巻
【春季大会】
部員ギリギリの空手部は団体戦に出る為に日葵や美裕の初心者まで参加するスクランブル体制を敷きます
迎えた1日目
個人戦残り1枠(1校4枠)に手を挙げた美裕を見守る日葵の心は複雑でしたが、その気持ちが成長を後押しすると乙葉先生は慰めてくれます
そんな日葵は会場内で迷っていた女の子を助け仲良くなりますが、この人物が大会のダークホース・星蘭女子学院の1年生「一ノ瀬真白(いちのせ ましろ)」でした
優勝候補の國修院高校3年「本庄凛(ほんじょう りん)」を一回戦で破ると、同じ学校の先輩「早川梓(はやかわ あずさ)」に続き準優勝を勝ち取ります
(ちなみに空と美裕は一回戦敗退、真心と珠希は三回戦敗退)
波乱の個人戦から迎えた2日目の団体戦
一回戦の相手はインターハイ団体ベスト4の東和学園
2回勝てば関東大会出場権を得て廃部も撤回と士気が上がる桜台北の中で、公式戦デビューの日葵はそれどころではありません
次鋒として試合に参加しますが何がなにやらの内にポイントリードされ苦い緒戦となってしまいました
二回戦の相手は3人で参加の須和西高校
2勝が勝手に転がり込んでくる好条件でしたが、先鋒・珠希と中堅・真心の両エースが不戦勝
次鋒・美裕が安定の黒星で迎えるは副将・空と全中大会ベスト4の実力者「福田奏(ふくだ かなで)」との一戦
ここで空が負ければ勝負は日葵に委ねられる為、強い決意で試合に臨むが相手の壁は高く惨敗してしまいます
大将の日葵も相手の攻撃を避けるのが精一杯でしたが、真心や空との日頃の組手を思い出して冷静さを取り戻すと持ち前の目を活かし反撃のタイミングを計ります
しかし渾身の一発が決まるも場外で日葵は負けてしまい桜台北は二回戦で姿を消します
日葵は会場の片隅で試合を見ていた真心に気付き声を掛けますが、空手部を敵対視した発言の真心に思わず反論してしまいました
後日、友達と遊びに出かけた日葵は偶然真白と出会い一緒に遊びますが、日葵の動体視力を知った真白はいつか大きな大会で戦おうと言葉を掛けてくれます
4〜5巻
【練習試合】
インターハイでの結果を目指す桜台北は都内四強の一角「不破澤学園」と練習試合を実施します
しかし不破澤には空の姉「伊澤海(いざわ うみ)」がおり、練習試合当日に空は突然休んでしまいます
それを受けた日葵は何とか空を連れて行こうと挑発して試合を申し込みます
空は自分より空手が下手だった姉に追い抜かれた事をコンプレックスに思っており、高校も姉から逃げる形で桜台北を選んでいました
果たし合い(?)のせいで遅れた日葵と空は同じくなぜか遅刻していた不破澤の1年生「弥永桜(やなが さくら)」と一緒に道場に駆け込みます
試合は先鋒の珠希が勝利、次鋒の美裕が敗れ一勝一敗
飛び込みで参加した日葵と桜が中堅戦を行うが、桜は空手初心者ながらアンダージュニアボクシング関東大会ベスト4の「ボクサー」でした
普通の空手より多い手数に迷う日葵は思い切って全部避ける事にしました(⁉)
本人は必至ですがやっている事の凄さにギャラリーは息を飲みます
しかし日葵の勢いを止めてしまったのは「スタミナ切れ」でした
それでも気持ちを奮い立たせた日葵の渾身の突きは時間切れで決まらず悔しい引き分けとなりました
続く副将戦は空と海の姉妹対決
実力的には海が上でしたが、姉の影を払拭した空は気迫の攻めで海と互角の戦いを演じます
姉を越えたい妹、妹の壁でありたい姉の譲らない戦いは現時点で上回る海が勝利しますが、ようやくわだかまりが無くなった姉妹を阻むものはもうありませんでした
決勝は荒ぶる鮫(自称)・真心vs「オクトパスクイーン」の異名を持つ「出利羽愛華(いでりは ういか)」
ガードの上から届く長くて柔軟な蹴りに対応が追い付かない真心はどんどん後手に回って行きます
しかし自分の距離を取り戻し獰猛な鮫(⁉)と化した真心に対し、愛華も自身のスタイルを捨てて勝ちに行く貪欲さを見せてきます
【天吹姉妹の過去】
不破澤学園との練習試合で士気上がる空手部に冷や水が浴びせられます
それは武道場の敷地を利用した公共施設の着工が早まり、空手部の存続可否はインターハイの結果を持って判断するという通達でした
文句を言いたくても指示の大元は「東京都」
言ってどうなる相手ではありません(汗)
後がなくなった状況に乙葉先生はある人物を特別講師に招きます
現れたのは乙葉の先輩で琉球空手の達人「嘉手納碧流(かでな へきる)」
この状況で部外者の介入を面白く思わない真心は碧流に噛みつきますが、彼女の実力は真心を遥かに上回っており一瞬で改心させるのに十分でした
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