こんにちは Luck’oです
このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく新刊レビューします
いい作品が見つかれば幸いです
※ご注意
多少のネタバレを含みます、それが嫌な方はブラウザバックをお願いします
今回紹介する新刊コミックは4/2発売の
「傷だらけのピアノソナタ」2巻(齋藤頸吾)です
概要
”ルナはピアノに人生を賭けるため、ヒナコの家に居候を始めた。そして天才ピアニスト、亞夢馬カノンのリサイタルに行き、感銘を受ける。凄まじいスピードで上達するルナに勇気づけられ、ヒナコは文化祭で、全校生徒の前に出てピアノを弾く決意をするのだが…。傷だらけの青春を舞台に奏でる、二人だけのピアノソナタ。”
Amazonより抜粋
作品情報
タイトル |
傷だらけのピアノソナタ |
作者 |
齋藤頸吾 |
発売日 |
2021年4月2日 |
掲載誌 |
少年ジャンプ+ |
ジャンル |
音楽・ピアノ |
サブタイトル
第4楽章 音楽って何ですか?
第5楽章 楽しい人生
第6楽章 亞夢馬カノン
第7楽章 鐘の音色
第8楽章 師弟
第9楽章 わたしもなれるかな
第10楽章 わたしも
第11楽章 聴こえてたよ
第12楽章 月光
第13楽章 ふたりで
主な登場人物(新規・更新)
♡亞夢馬カノン(あくらま かのん)
プロピアニスト、世界で活躍するクラシックのスター
ポイント紹介
「本気に対する本気」
生活の時間の殆どをバドミントンに捧げてきたルナの本気、それはヒナに習うのではなく世界的なピアニスト・日菜野陽一に弟子入りする事から始まった
その条件として陽一がルナに命じたのはピアノに集中できる環境、つまり陽一の家に住み込みで修行する事だった
生活の全てをサポートしてもらう代わりに捻出出来うる時間の全てをピアノの練習に費やす
新しいルナの挑戦が始まった
「異次元の才能」
陽一からレッスン1として課されたのは、練習ではなく本物のピアノ演奏を聴く事だった
その対象は「ピアノの女帝」亞夢馬カノンという新進気鋭のピアニストで若干16歳で世界3大ピアノコンクールの一つで優勝した才女であった
会場前の公園で偶然カノンを見つけたルナは歩み寄って話しかけるが、彼女のオーラを前に聞きたいことが言えず握手を求めてしまうのだった
しかし、そのお陰でカノンの壮絶なピアノ人生を垣間見る事になる
「ヒナの変化」
亞夢馬カノンの会って以来、著しい成長を見せるルナにヒナは驚きと感動を覚えていた
陽一もその実力を認めるヒナだったが彼女には未だ拭い切れない過去の苦い記憶があった
それは陽一に引き取られて初めて参加したコンクールで、恐怖の余り演奏すら出来ずに終わってしまった出来事がトラウマになっていた
ヒナはルナの演奏を聴いているとそんな自分を変えようと思う勇気が湧いてくると実感していた
その勇気を振り絞って彼女は文化祭の出し物で自分のピアノを弾いてみようと思った・・・
レビュー
傷だらけのピアノソナタの2巻です
1巻のレビューで気長に待ちますと言いながら2ヶ月連続の刊行とは裏をかかれました
ハッハッハッハ・・・・・・・(シュン)
まぁそれはさておき今回からルナが本格的にピアノに取り組みます
音楽系って他の漫画を見ても才能と子供の頃からの努力がモノを言う世界なので、高校生までピアノに触った事のないルナがどれだけの成長を見せられるのか不安でしたが杞憂でしたね
彼女は成長への最短距離として陽一への弟子入りを志願します
すごいですよね
まだピアノも弾いた事無いのに世界的ピアニストに弟子入りって・・豪気
でもその道は簡単では無いと言わんばかりに亞夢馬カノンの登場です
彼女はピアノ版ルナで負けずとも劣らないくらい自分が情熱を傾けた物に真摯に向かい合っていました
現時点で圧倒的な実力差であるにも関わらず心折れないルナも流石ですね
そのルナに触発されるようにヒナにも前向きな変化が現れてきます
陽一に認められた才能を有しながらも、生来の環境で臆病な上に競争意識が皆無の彼女はコンテストで大きな失敗をして以来人前でピアノを弾く事をやめてしまいます
上手くても弾けないヒナと、下手ながら弾く事を恐れないルナ
この2人の化学変化は止まるところを知らず、なんとヒナは文化祭で演奏を披露する決意を固めていました
ヒナはルナに技術と感動を、ルナはヒナに勇気とチャレンジ精神を与えお互いに大きな変革をもたらしました
競い合う2人だけど今は力を合わせる事で成長できる関係なのは素晴らしい事です
今後2人がどのような関係になっていくのか楽しみです
思ったよりガッツリ本格的なピアノ漫画になっていきそうな気配ですが、果たして今後の展開はどうなるのでしょうか?
「気長に」3巻を待ちたいと思います(笑)
作者の主な作品
- 「アカトラ」秋田書店・全3巻
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ところで
みなさんは好きな曲は何ですか?
僕はキラキラ星です!
・・・オユウギカイ?・・
ではまた次回の新刊で!
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