BASTARD!!-暗黒の破壊神-(萩原一至)【漫画あらすじ紹介&レビュー】

BASTARD01 SF・ファンタジー
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こんにちはLuck’oです

このコーナーは現蔵書3000冊弱、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが読んだ作品のあらすじ紹介とレビューをしていくブログです

ひねくれものですので超メジャー作を読んでなかったり、「?」な作品を紹介したりしますがそこはご容赦くださいませwww

カテゴリは大きく分けて「連載中」「完結」「クラシック(主に2000年より前)」に分かれます
長編は切りのいい所で逐次UPする場合があります
ぜひ気になった作品はチェックしてみて下さい
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※ご注意
このコーナーは大なり小なりのネタバレを含みます
ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします

TheWorkData

【作品名】
 BASTARD!!-暗黒の破壊神- 
【作者】
萩原一至
【連載期間】
 1988〜 
【巻数】
1〜27巻
【掲載誌】
週刊少年ジャンプ

週刊少年ジャンプ増刊

週刊少年ジャンプ

ウルトラジャンプ

Story&Review&Character

この作品は最強の魔法使いダーク・シュナイダーがあらゆる敵を自由奔放にぶっ飛ばすダークファンタジー漫画です



舞台となる世界は4王家と呼ばれる4つの大国が存在する世界です

そこでは15年前に「ダーク・シュナイダー」(以降DS)という伝説の魔法使いが4人の高弟を率いて世界征服を目指し4王家と戦った過去がありました

しかしDSは伝説の「竜戦士」によって封印され反逆は失敗しました

そして今彼の4人の高弟「カル=ス」「アビゲイル」「アーシェス・ネイ」「ガラ」は反逆軍として起ち、4王家が持つ「4つの封印」を解いてかつて世界を滅ぼした「邪神アンスラサクス」を復活させようとしていました

【闇の反逆軍団編】

DSは15年前の大戦で負傷すると転生の魔法で生まれ変わろうとしますが、その前にある少年の中に封印されてしまいます



その男の子の名は「ルーシェ・レンレン」現在15歳

彼は大神官「ジオ・ノート・ソート」に引き取られ娘の僧侶見習い「ティア・ノート・ヨーコ」と共に育ちます

平和な15年は終わりをつげカル=ス率いる反逆軍がヨーコ達のいる「メタ=リカーナ王国」にも迫ってきます

ジオ不在の中、追い詰められた王国幹部は封印の解除をヨーコに迫ります



しかしヨーコはそれを断固拒否します

DSが恐ろしい魔法使いだから?いえ、解除の条件が「処女の接吻」だからです

どうやって判別するんだろう??(笑)



敵が目の前に迫るとルーシェは弱っちいながらヨーコを身を挺して守ろうとします

それでヨーコも生き延びるために封印の解除を決断します

こうして伝説の魔法使いダーク・シュナイダーが復活を遂げます



しかし15年前まで何でもありで暴れていた暴君がそう簡単に言う事を聞く訳ありません

そこで憤ったヨーコがルーシェのノリで𠮟りつけるとすっかり魂までヨーコの恐怖が刷り込まれているDSは渋々協力してくれます

《vsガラ》

DSの復活を知った反逆軍は四天王の1人・ニンジャマスター「ガラ」をメタ=リカーナ攻撃に充てます

ガラはヨーコを攫いDSの居所を聞き出そうとHな尋問を行います(少年誌の範囲で)

ヨーコ救出の為、彼女に代わりメタ=リカーナ王国の「シーラ姫」がDSの封印を解除します



ガラの忍者砦に出向いたDS&シーラ&お供の騎士は「ミノタウロス」「鈴木土下座ェ門」炎の魔人「イーフリート」など並み居る強敵を撃破してヨーコ救出を果たします

ガラはDSとの一騎打ちの後、面白そうだからという理由で反逆軍を離脱します

《vsネイ》

ガラの離反を知ったカル=スは雷帝「アーシェス・ネイ」の第3軍にメタ=リカーナ攻略を指示します

ハーフエルフのネイはDSに拾われた養女で彼を一番知る存在でした

単身ネイの元へ向かったDSの前にネイ麾下の「鬼道三人衆」が立ちはだかります

DSが呪符魔術を使う「シーン・ハリ」、古代魔術(ハイエイシェント)の石化呪文を使う「カイ・ハーン」、そして限りなく不死に近い吸血鬼(ヴァンパイア)の「ダイ=アモン伯爵」を退ける間に反逆を疑われたネイはアビゲイルから「青い爪の呪詛(アキューズド)」を受けます



この呪文はダーク・シュナイダーの心臓を捧げないと解除されない仕組みで、逆に彼に心を許したらヒキガエルになってしまう恐ろしいものでした



そうとは知らないダーク・シュナイダーはメタ=リカーナに戻り襲撃して来たネイと戦いますが、途中でルーシェの意識に呪詛の事を知らされると自分で心臓を取り出しネイの呪詛を解除します

《vsアビゲイル》

次なる刺客はアビゲイルの第2軍

アビゲイルは「腐敗の軍団」軍団長「リンチ」「三種の魔道器」のひとつ「悪魔の鎧(デモン・メイル)」を与えメタ=リカーナ攻略を指示します

アンスラサクスの活性化の影響を受けたDSの遺体は、驚異の再生能力で心臓を復活させ最後はヨーコのビンタによって見事復活を果たします



リンチに続き「妖魔の鎚鉾(デビル・メイス)」を持ったサイクロプスの「ビビアン」も敗れ、最後の切り札であるエデ・イーの「リッチ」「魔王の指輪(サタン・リング)」持たせますが敢え無くDSの前に敗北します

しかしこれはアビゲイルの策略の内で「三種の魔道器」が揃ったメタ=リカーナに侵入したアビゲイルは魔道器を発動し「合体魔道王Ωアビゲール一世」となります



あらゆる攻撃を遮断するΩアビゲールにDSも苦戦を強いられますが、エネルギー照射のタイミングを狙った特攻でアビゲイルを倒すと消滅の余波でメタ=リカーナも爆発に巻き込まれ全員の生死が不明となります

【地獄の鎮魂歌編】

《vsカル=ス》

2年後、未だアンスラサクスの封印は解けないながらも4つの王国を支配したカル=スは「氷の至高王(ハイ・キング)」と呼ばれ世界を牛耳っていました



元ア=イアン=メイデ国の老中「ニルス・ショーン・ミフネ」「侍」を率いて潜伏しながら反撃の機を伺っていましたが、カル=ス率いる「12魔戦将軍」の実力は圧倒的で糸口すら掴めていませんでした



アビゲイルの爆発を生き延び傷だらけのルーシェを連れたヨーコは、侍に助けられ共に戦っていましたが、魔戦将軍の妖縛士「マカパイン・トーニ・シュトラウス」に隠れ家を発見されると蟲使い「バ・ソリー」と共に攻撃を受け全滅の危機に陥ります



そこで意を決したヨーコはDSの封印解除を行います

DSの復活で侍は壊滅を免れますが、その間にカル=スは最後の封印であるシーラ姫の居場所を突き止め全魔戦将軍を動員し失われたエルフの廃都キングクリムゾングローリー(以降KCG)への侵攻を開始します



ヨーコ達は「マーシ王子」の手引きで隠れ家の城の地下に「転移の門(ゲート)」があると知らされると、侍はゲートによるKCG進攻とカル=スのジューダス城攻略に部隊を分け反撃を試みます



空に浮かぶ舟「KCG」に到着したDSは同時に辿り着いた魔戦将軍の影使い「ボルギル・ボル」と戦闘に入ります

アンスラサクスの組織に冒され別人となったカル=スは、DSの攻撃で一度は爆砕されますが更に闇の力を増した影響でKCGに隠れていたシーラの封印が解けてしまいます



復活した破壊神の圧倒的破壊力に侍や魔戦将軍すら震え上がる中、侍の1人「アンガス・ヤーン」に隠れていた「冥界の預言者アビゲイル」、駆けつけた「ニンジャマスター・ガラ」「雷帝アーシェス・ネイ」、そして正気を取り戻した「氷の至高王カル=ス」が揃いDSがかつて率いた反逆軍団が反撃の狼煙を上げます

【罪と罰編】

人類の敵「破壊神アンスラサクス」に対抗するのは長く人類を裏で管理してきた「調停者・エウロペアの十賢者」が操るKCG(正式名称KCG級超無敵宇宙戦艦ジャンボ・ノア)と艦内に格納された伝説の機神「竜戦士(ドラゴンウォーリア)」



ヨーコは2年前の戦いで一度死にDSの「輸魂の法」で蘇った事を聞かされます

エウロペアの十賢者でありながらDSに未来を託したアビゲイル、竜の幼生からの封印が解かれたラーズ王子、そして破壊神の攻撃を防げず無惨に壊された竜戦士・・



目まぐるしく動く状況の中で遂にDSはアンスラサクスと対峙し戦闘が始まります

圧倒的質量差をものともしないDSの攻撃でアンスラサクスは追い込まれて行きますが、止めを刺しに行ったDSが死に破壊神がその正体を現します

《vs天使》

「中級第1位階天使 主天使(ドミニエイテイオニス)」

それがアンスラサクスの正体で人類を滅ぼそうとしたのは悪魔ではなく「神」でした!



その原因は科学が栄えていた時代に発明された魂をエネルギーに変える技術「霊子エネルギー」が発端でした

第4位主天使・ドミニオンの指示で大量の天使達がKCGに襲い掛かっていきます

その姿は400年前に人類を滅ぼした「黙示録の神の軍団」そのものでした



崩落した艦内で天使の襲撃を受けたヨーコとアビゲイルは突然現れたルーシェによって助けられます

彼の背中には12枚の羽根が輝いており、ルーシェの正体は堕天使ルシフェルである事が判明します

ルーシェからDSはドミニオンによって「封印空間」に閉じ込められ、助け出すには「56億7千万テラ・アーデルハイドの光エネルギー」が必要だと聞かされます

膨大なエネルギーを得る唯一無二の手段としてアビゲイルは霊子動力炉の暴走を提案しますが、それよりも早く天使達が霊子炉の破壊に現れます



人類の未来を託すDS復活の為にヨーコと駆けつけたラーズ、7人の魔戦将軍が天使の前に立ちはだかります

人間は滅ぶべき「悪」なのか?

これは人間の存在意義を賭けた戦いでもありました



天使の軍団を相手に善戦するラーズ達でしたが、「能天使パワー」「力天使ヴァーチャー」とその後ろに現れた「大天使長ミカエル」の登場によって趨勢が決してしまいます



一方で「奈落」に落ちたDSはある男と出会います

その男の名は「悪魔王サタン」

総数2兆6千億にのぼる悪魔軍団の総帥にして「元大天使長ルシフェル」



彼は人間を寵愛する「神」に離反してミカエル率いる「天軍」と20万年もの間戦いを続けていました

しかし400年前に地上で起きた「最終戦争(アーマ・ゲドン)」で惜敗し奈落の底に封じ込められていました

そのサタンは科学によって創り上げられた「暗黒のアダム」が持つ「夢幻の心臓(セイクリッド・ハート)」と彼の部下である7人の地獄の王が持つ「ユダの痛み(ジューダス・ペイン)」を合わせる事で「聖魔神の8つの欠片」を揃え奈落の門を開こうとしていました

【背徳の掟編】

《vsコンロン》

箱舟での戦いから4年が経過していました

安住の地を求めて移動する人々の中にいるのは魔戦将軍のマカパイン、バ・ソリー、「シェラ・イー・リー」の3人



しかし地上は常に不安定な状態で魔界と次元が繋がってしまう危険さと隣り合わせでした

上位魔人「コンロン」の登場で人間が食料としていい様に蹂躙される中、「ミカエル」「ラファエル」「ウリエル」「ガブリエル」の4大熾天使(セラフ)が現れ天使と悪魔の戦いに巻き込まれてしまいます



ミカエル達は絶対地獄「コキュートス」に凍結された天使の武装形態「光体(アウゴエイデス)」を解放し「天使の軍団」復活を目指していました

そこに割って入ったのが我らがDSで人間では対抗しえない天使や悪魔と互角の戦いを繰り広げます

しかしDSは人間を守るためにコンロンの一撃を受け首だけになり、コンロンは天使の攻撃を何度受けても復活してしまいます

悪魔に蹂躙された上にDSに小馬鹿にされ頭に冷静さを失ったウリエルは「神槍グングニル」を使ってコンロン殲滅を図ります



またしても跳ね返された攻撃のからくりはコンロンが体内に収めていた「天使」の存在でした

無理矢理天使の声を発する事で「無効共鳴(ヴォイド・ハウリング)」によって天使の力は中和されていたのでした

しかもコンロンが所有している天使はミカエルの妹「アムラエル」

もうミカエルは正気を保つ事も出来ず天使が神に背いた状態「堕落(フォールダウン)」になってしまいます



加勢したミカエルの攻撃も通用せず無力化した天使に代わって勃った・・もとい立ったのはDSでした

弱ったミカエルにちょっかいを出してヤル気満々のDSは、コンロンの攻撃を悉く跳ね返してしまいます

その理由は彼の中に存在する6つの「ユダの痛み(ジューダス・ペイン)」

DSから「夢幻の心臓(セイクリッド・ハート)」を奪おうとした6人の大魔王から奪い取った力でした

天使の力を跳ね返す「無効共鳴(ヴォイド・ハウリング)」も大魔王の力を使ったDSには聞かずコンロンはボコボコにされていきます



悪魔の力を自由に行使するDSの状態を忸怩たる思いで見つめていたのは「ベルゼバブ」「ベリアル」「ビレト」「アスモデウス」「バエル」「アシュタロス」「ペイモン」の7大魔王とベルゼバブに記憶を消された人間の女性「リリス」(ヨーコ)



「ユダの痛み(ジューダス・ペイン)」を使い人ならざるものに変化したDSはコンロンの頭を食って体内に取り入れてしまいます

それを見たウリエルは「堕落(フォールダウン)」が完成するやすぐさまDSに攻撃を仕掛けて来ます

《vsウリエル》

激戦の末、DSがウリエルを殲滅したかに見えたがそのタイミングでベルゼバブがウリエルの「光体(アウゴエイデス)」を解放すると一気に形勢は逆転します



これ以上「ユダの痛み(ジューダス・ペイン)」を使用すれば存在の消滅に関わるDSでしたが、最後の力を使って召喚したのは「竜戦士(ドラゴンウォリアー)ルシファー」でした

超巨大生物が大地を揺るがす戦いを繰り広げる中、地上では「救世主(メシア)」と呼ばれる青年が魔戦将軍のイングヴェイと侍大将のヨシュアを引き連れ戦いの波動を感じ取っていいました



神や悪魔に蹂躙され続ける人類は「汎人類連合」を結成し外敵に対抗しようとします

人間界からはシーラ姫やジオ、シーン・ハリ、カイ・ハーンなどが参加し、ホビビット・ドワーフ・エルフ・人馬族・耳長族・有角族・レプラコーン・妖精族・アマゾネス・蛮族王などさながらお伽話の様相を呈していました

そのきっかけを作ったのは贖罪の為に世界を行脚するカル=スでした



ウリエルの光体は更なる膨張を始め質量は17倍、そしてエネルギーは130倍になって竜戦士に襲い掛かります

猛烈なエネルギーの渦に飛び込んで行くDSは、「最終制魔導弁(センチネル)」を全開放してウリエル本体に近付こうとします

しかし竜戦士の装甲は次々に剥がれ落ちその存在諸共消滅したかに見えました



消滅する竜戦士を捨てDSがたどり着いたのは堕落と暴走の果てに朽ち果てたウリエル本体でした

もうその姿は天使としての原型をとどめておらず、DSへの闘争本能のみで維持されていました



そんなウリエルの成れの果ての前でDSが起こした「奇跡」はアムラエルの再生・・

DSの体内に取り込まれたアムラエルは元の姿となって兄・ウリエルの前に現れます

「神」とも呼べる所業に状況を見守っていた悪魔達は混乱を極めます

そして唯一求めていた妹と再会したウリエルは一瞬天使の姿に戻り霧散してしまいました

【魔力の刻印編】

時は方舟墜落の1分52秒前まで遡ります

地獄でサタンの勧誘を断ったDSは「悪魔大元帥ポルノ・ディアノ」との戦闘に入ります

しかし無詠唱で魔法攻撃を仕掛けて来るポルノに苦戦するDSでしたが、頭の中に語り掛けて来る「声」のアドバイスを聞きながら応戦していきます



ポルノの攻撃を避け霊体の身体を活かした小人分裂作戦でポルノを快楽地獄へと追いやったまではよかったのですが、完全にキレたポルノは超強力な攻撃をDS(複数)に向けて放ちます



これがDSの狙いで攻撃は地獄の底を貫き「最終地獄(ジュデッカ)」への道を開きます

ポルノの追撃を逃れ最終地獄へ侵入したDSはそこで声の主と遭遇します

それはサタンによって封印された「ガブリエル」の光体でした・・・



『果てしない休載編に突入』(2012年~)



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