【クラシック】第14回 CLAMP「魔法騎士レイアース2」を読む！

luck’o

こんにちは
湖面をたゆたう漫画好きLuckoです

このブログではいい年した漫画好き（汗）のボクが、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます

完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください

あとネタバレも含みますので注意してくださいね

今回ご紹介するのはCLAMP「魔法騎士レイアース２」です

読まれた人はわかると思いますが、前作の終わりがほぼバッドエンド＆中途半端だったのでそれを補完するストーリーとなっています
車ネーミングも更に拍車がかかり今の人は知らないネーミングも多数登場しております（FTOとかランティスとか時代を感じる）

作品概要

【作品名】

　魔法騎士レイアース２　

【作者】

CLAMP

【連載期間】

　1995〜1996　

【巻数】

全３巻

【掲載誌】

なかよし

作品紹介

前回からの正統続編

前作の最終話がかなり不完全燃焼な展開でモヤモヤしました
という方に朗報の続編！・・というかこの展開まで含めてのレイアースだったのではないかと思いますよね
さすがにあのままでは後味が悪い・・
「エメロード姫」がいなくなり「柱」を失ったセフィーロは崩壊寸前、そこを他国に付け込まれている状態です

今回は「外敵」との戦い

全く戦闘には向いていない主人公３人ですが、今回も戦いを避けては通れません
前作はセフィーロ内のいざこざがメインでしたが、「２」はセフィーロを囲む外敵との戦いになります

☆「オートザム」機械文明中心の国で大気汚染が深刻
☆「チゼータ」とにかく領土が狭い、精霊を扱う能力を持つ
☆「ファーレン」チャイナ風で幻術を扱う、お菓子の国を作りたい

オートザム

マツダの販売店です（合ってるけど違う）
攻略司令官「イーグル・ビジョン」と副官「ジェオ」とメカニック「ザズ」が登場
機械文明が発達している反面公害による汚染が深刻な現代に近い国。レイアースと互角に戦える人型ロボット「FTO」「GTO」を所有している
一番ちゃんとした理由のある侵略者(笑)

チゼータ

チゼータの姉妹姫「タータ」「タトラ」が率いるアラビア風の国
そもそも領地が少ないと言う深刻な問題を抱えている
「精霊ジン」を使役して魔神と戦う

ファーレン

「アスカ姫」が「サンユン」「チャンアン」率いる中国風の国
お菓子の国を作りたいから攻め込んで来る謎のモチベーション(笑)
幻術による「巨大サンユン」で戦う

昨日の敵は今日の友

前作で敵として登場した「アスコット」「カルディナ」「ラファーガ」は今回味方として登場します
更に神官ザガートの弟で魔法剣士（カイル）の「ランティス」が参戦しますが、外敵問題より「柱」によるセフィーロの平和維持システムに疑問を投げかけます

セフィーロ崩壊と並行するラブコメ⁉

新しい柱を据えないとセフィーロが崩壊してしまう・・・最中にラブコメブッ込んできます！

「光＆ランティス」平和を願う２人の間に愛が芽生える⁉
「風＆フェリオ」前作から良い感じの２人が距離を縮める⁉
「海＆アスコット」良い男に成長したアスコットが年上に積極アタック⁉

世界の終わりに恋愛は付き物です！（？）
エメロード姫＆ザガートがアレだったからやはり素敵な恋で締めるのはアリだと思います

３国との戦闘だけではなくモコナの秘密や異世界の存在理由まで詳らかになるシリーズとなっています
複雑過ぎない程度の伏線と映える戦闘シーン、そして美麗なCLAMPキャラとなかよしとは思えないクオリティの作品でしたがネーミング系が再アニメ化とかのネックにならないか心配でもあります(笑)
これにて「魔法騎士レイアース２」読了です！