アルスラーン戦記 14巻(荒川弘/原作・田中芳樹)【新刊コミックレビュー】※ネタバレありFile0044

アルスラーン戦記(14) SF・ファンタジー
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こんにちは Luck’oです

このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく新刊レビューします

いい作品が見つかれば幸いです

※ご注意
多少のネタバレを含みます、それが嫌な方はブラウザバックをお願いします

今回紹介する新刊コミックは12/2発売の
アルスラーン戦記」14巻(荒川弘/原作・田中芳樹)です

ペシャワール攻防戦もいよいよ佳境に入り外敵の脅威に晒されるアルスラーン

そこに勝機を見出すのはやはり武力と智謀の両腕なのか⁉︎

累計750万部を突破し好調ですが、原作小説では5巻辺りの内容でまだまだ先の長いストーリーとなっています(原作は既刊16巻)

藤崎竜先生がコミカライズしている銀河英雄伝説と共にエンディングまでの長い旅路を何とか走りきって欲しいと願っています

田中芳樹作品で言えば巻末には創竜伝の最終巻発売のアナウンスもあり、目の離せないシリーズが目白押しとなっています

若いファンの人たちは原作小説を読まずコミックを楽しんでいるケースも多いのではないでしょうか

まるで元々ある荒川作品の様にクセのあるキャラ達を巧みに操る荒川先生の画力は巻を重ねるにつれ面白さを増す一方で、これから登場するキャラクター達の活躍も楽しみでなりません

田中芳樹先生の最新情報は「らいとすたっふ」の公式ページでゲット→オフィシャルリンク

アルスラーン戦記の最新情報は「別冊少年マガジン」の公式ページでゲット→少年マガジン公式リンク

この漫画のジャンルは「歴史ファンタジー」

この巻の見所は「ナルサスの奸計」です

ポイントあらすじ紹介

「ギーヴの合流がアルスラーンにもたらすものは」

非道なトゥラーン軍に対し打って出たアルスラーン達だったが、敵も百戦錬磨の遊牧民族だけあってそう簡単に敵陣営を崩すには至らず足止めを食らってしまった

そんなアルスラーンのピンチに駆けつけたのは戦列を離れていたギーヴだったが、城に戻った彼がまず目を止めたのは愛しきファランギースと楽しそうに話すクバードであった・・・


「トゥラーンから放たれる闇の名手」

夜戦となった戦場にトゥラーン国王トクトミシュはジムサと呼ばれる戦士を呼び出して戦列に参加させる

彼は吹き矢の名手だったが、そうとは知らないザラーヴァントがその餌食になり毒矢を食らってしまう

それでもその情報だけは何としても持ち帰ろうとしたザラーヴァントは薄れる意識を奮い起こし馬をペシャワール城へと走らせる

この意地が次発のイスファーン達を助けることになる

「ナルサス会心の一計」

捕虜となったジムザがアルスラーン軍から逃げ出し得た情報はすぐさまトクトミシュの耳に入る事となった

ジムザはそれを評価されペシャワール陥落の後には城主に任命してもらえる運びとなった

すぐさまイルテリシュ率いる軍は情報を元にパルスの援軍を討伐に向かうがこれにはナルサスの奸計が大きく関わっていた・・

「次なる戦いへの始まり」

トゥラーンとの戦いに決着を付けたダリューンとナルサスはギーヴからデマヴァント山での一件を聞かされてヒルメス王子へ注意が向けられていく


感想

いやぁ、田中作品の軍師は恐ろしい・・

しかもヤンやオーベルシュタインより性格悪そうだから尚恐ろしい

今回はペシャワール城でのトゥラーン軍との攻防がメインでした

騎馬戦の迫力は荒川作品の一番の醍醐味だと思っているのでとてもテンションが上がりました

しかも腕も口も立つギーヴの合流もあって、敵との戦いより内々でのドタバタの方が面白くなってきました(笑)

アルスラーン軍って個々の強さもかなりのものですが、個々のキャラの変さも相当なものですよね

武人としての性格じゃない辺りが普通のリーダーには扱いを難しくさせているような・・

だからアルスラーンみたいなリーダーの方がすんなりまとまるんでしょうね

別に腕や口が立つことだけがトップの資格ではなく、やわらかく大きな器である事が大事だと教えられますね

luck’o
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主な作者関連作品

ところで

みなさんは軍師の才能はありますか?

Luck'o
Luck’o

僕は楽庫突猛進です!(ビシッ)

・・・・・ようするに、ない!(ビシビシッ)

ではまた次回の新刊で!

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