comico開始時からの人気連載であり、アニメ化（2016年）、舞台化（2016年）、映画化（2017年）、海外翻訳版も複数媒体で出版された人気コミック
| タイトル |
| Re LIFE（9） |
| 作者 |
| 夜宵草 |
| 出版社・掲載誌 |
| 泰文堂・comico |
| 刊行日 |
| 2018年8月10日 |
| ジャンル |
| 学園モノ、恋愛 |
インデックス
- report126.謀（はかりごと）は
- report127.願いを込めて
- report128.懸命にインストール
- report129.ちぐはぐ
- report130.正論だけど
- report131.諸刃の剣とその使い手
- report132.間違ってますか？
- report133.オーバーハート2
- report134.壊れたロボット
- report135.心を知る
- report136.クールダウン&ヒートアップ
- report137.犯人は
- report138.ここにいたい
- report139.ここにいられない
- report140.爪跡
- report141.ほころび
- Bonus report もしかして:親友・・？
主な登場人物
♤海崎新太（かいざき あらた）
大学院卒のニート、人当たりはいいが最初の就職で失敗して以来負け犬人生が続いている、人当たりはよく集団にうまく溶け込む事ができる
♤夜明了（よあけ りょう）
リライフ研究所の社員、リライフ被験者の監視員で新太の担当、いつもニコニコしていて考えが読みにくい人物、生徒として学校に同行している
♡日代千鶴（ひしろ ちづる）
新太のクラスメイト、頭はいいが絶望的コミュ障、取捨選択のないまま思った事を口に出して引かれるタイプ、クラス委員、リライフ被験者001と発覚
♤大神和臣（おおが かずおみ）
新太のクラスメイト、前の席、見た目はチャラ男、新太命名「チャラオーガ」、成績優秀でクラス委員も務める、玲奈に告白して付き合う
♡狩生玲奈（かりう れな）
新太のクラスメイト、隣の席、成績優秀だが性格キツめ、上位の千鶴を敵視している
♡小野屋杏（おのや あん）
新太のクラスメイト、新太と同じ編入生、気さくな性格、実はリライフ職員
♡玉来ほのか（たまらい ほのか）
玲奈の友達、バレー部キャプテンで運動神経抜群
♤朝地信長（あさじ のぶなが）
ほのかの幼なじみ、長身でおっとりした性格
♤犬飼暁（いぬかい あきら）
ほのかの幼なじみ、ぶっきらぼうだがほのかのことには敏感
✖️♡佐伯みちる（さいき みちる）
新太の会社員時代の教育係。仕事ができる分妬みを多く買っていた。
♤上岡善（かみおか ぜん）、♡直見瑠美（なおみ るみ）
新太が務めていた会社の後輩
ストーリー概要
新太、千鶴、文化祭実行委員になる（Point①）
↓
千鶴、文化祭進行でクラスメイトと揉める
新太、千鶴とクラスメイトの橋渡しに奔走
↓（Point②）
千鶴、過労で倒れる（Point③）
↓
新太、文化祭予算紛失騒動（Point④）
↓（Point⑤）
新太、文化祭前日に千鶴とトラブル
ポイント紹介
Point①押したり引いたり
夜明にはめられて文化祭実行委員になった新太。一方で自分から委員になった千鶴。周りとの関わりを避けたい新太と周りに関わっていきたい千鶴のちぐはぐな行動は夜明達も予想外だったが、新太の考えを改めるきっかけにはいい材料であった。
Point②ひしろん不適合
実行委員になったまではよかったが、企業で効率重視しすぎて組織からはじき出された千鶴にとって、高校生のグダグダな進行など手を掛ける必然すら無いものでクラスメイトそっちのけで勝手に進行してしまう有様に新太は頭を抱えるのであった。
Point③千鶴ダウン
無理矢理な進行で疲労の溜まった千鶴は熱を出しダウンしてしまう。新太は看病する傍らでみんなで何かを成し遂げることの意義を説き自分で抱えすぎないように伝える。それは千鶴が社会人として失敗した行動そのものである事を思い出してしまう。
Point④お金がない
千鶴が休んである間、実行委員を一人で回してた新太だったがクラスメイトとの折り合いはよくむしろ順調に事は進んでいた。しかし、予算の帳簿を見て実際のお金が少ない事に気づいた新太は事を荒立てないよう腐心するが、戻った千鶴から聞かされた事実に教室がざわついてしまう。
Point⑤自分の居場所
新太は持ち前のコミュニケーション能力を発揮して文化祭の進行をそつなくこなす一方で、自分は極力存在感を残さないよう早く帰ったりみんなの思い出にならないよう努力を重ねていた。見かねた夜明が接触を図るがその根底には社会人時代に居場所を失ったトラウマが関係していた。
名セリフ３選
①『願わくばお互いに記憶から消えなければいいのに 前例がないからわからない なら可能性はゼロじゃない やれるだけのことを やらなくちゃ』
新太と千鶴の新しい関係を終わらせたくない杏の言葉。報告書画面は涙で滲んでいた。
②『・・私が悪かったです 今一度ここからやり直すチャンスをいただけませんか』
自分の配慮のなさからまた同じ過ちを犯した千鶴。しかし今回はリスタートしようと努力を重ねる。
③『たった一度の大きな後悔が彼を臆病にさせている それでも少しずつ前向きになっているとは思うのだが 簡単に乗り越えられるようなら 被験者になどなっていない』
新太を気遣う夜明の言葉。過干渉出来ないもどかしさを感じていた。
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