こんにちは
湖面をたゆたう漫画好きLuckoです
このブログではいい年した漫画好き(汗)の私が、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます
完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください
あとネタバレも含みますので注意してくださいね
今回ご紹介するのは桂正和「超機動員ヴァンダー」です
この作品はウイングマンでヒーローアクションジャンルを確立した桂先生の意欲的次回作となりましたがあえなく全2巻終了となりました(チーン)
変身ヒーローと美少女があれば人気はどこまでも続く物かと思ってました(個人の感想)が世の中はげに厳しいものですね・・
作品概要
【作品名】 |
超機動員ヴァンダー |
【作者】 |
桂正和 |
【連載期間】 |
1987 |
【巻数】 |
全2巻 |
【掲載誌】 |
週刊少年ジャンプ |
作品紹介
■ジャンル
この作品のジャンルは「変身ヒーロー&美少女(パート2)」です
前作「ウイングマン」の流れを汲んだかのような雰囲気がありますが実は細部は全く違う作品となっています
特に世界設定は前作が「異世界からの侵略者と戦う個人事業主(ウイングマン)」だったのに対し敵は「宇宙人」で戦う組織は「国家」としっかりしたものになっています
■メインキャラクター
「藤枝弥紫(ふじえだ ひろし)」
20歳、刑事に憧れている青年だがこの桂漫画にあるまじき女性恐怖症(笑)
「森村みなほ(もりむら みなほ)」
19歳、ヴァンダーの相棒でパワーウェアの一部になって戦う、彼氏募集中
■世界設定とヴァンダー
この世界では既に「地球外惑星人」が人間社会に紛れ活動をしています
人間社会を脅かしかねない惑星人の活動を懸念した日本政府によって「地球外惑星人犯罪部」が設立され、各支部にパワーウェアを纏った「超機動員」が1人ずつ配属されます
その超機動員が惑星人と戦って地球を守っているというのがベースになるのですが、「ヴァンダー」は従来のパワーウェアを更に強力にしたものなのです
・男女ペアで合体稼働
・力の源は愛
・女性担当(みなほ)は決まっており男性担当を公募、平たく言うとみなほの彼氏を国が公募(笑)
・イケメンが最低条件
■突出した才能を有した男女2人
みなほはそもそもなぜヴァンダーの担当なのか?
それは彼女が並外れた計算能力を持っているからなのです!
しかしみなほがいかに情報を高速処理してもヴァンダーを動かす男性担当が常人ではまったく付いて行けません
こうしてみなほの彼氏選び・・いや、ヴァンダーの男性担当選定が難航していました
そこに現れたのが弥紫で彼は桁外れの反射神経を有していました
シューティングゲームやらせたら終わらない人です(経済的!)
でもひとつだけ大きな問題点が・・彼は「女性恐怖症」なんです!
合体すると顔の側面にみなほのモニターがあります・・しかも全裸・・これでは愛は育めません!(その設定をどうにかしろよ)
■地球外惑星人犯罪部 第3支部超機動員課
更に追い打ちをかけたのは弥紫が所属する事になった「地球外惑星人犯罪部 第3支部超機動員課」
女嫌いの課長「山鳴厳次(やまなり げんじ)」と技術士の「沢田敏男(さわだ としお)」
それ以外は・・・
「岡本慶子(おかもと けいこ)」超機動員、ジャイロン担当
「霧野陽子(きりの ようこ)」パワーウェアのチェック担当
「土井冬美(どい ふゆみ)」武器チェック担当
「嶋寺かおり(しまでら かおり)」情報処理、お茶汲み
と女だらけ!
・・今の時代なら「お茶汲み担当」とか完全にアウト・・・
■規格外の秘密とラスボス
なぜ弥紫とみなほは人並外れた処理能力を持っているのか?
その秘密は2人の体にある「パワーソル」と呼ばれる紋章でした
これはギラング惑星人のボス「ゾルド将軍」が地球に降りた際に落とした力の源なんです
・・・なぜ落とした・・・・
ゾルド将軍もそれを取り戻そうとギラング惑星人の姉弟を送り込みます
なんとこの姉弟なぜか「ヴァンダー」に変身して弥紫達と戦います
その理由はゾルド将軍=超機動隊長(ヴァンダーのトップ)で機密事項ダダ洩れでした~
チェック機構がザル過ぎるだろ・・・
そんなこんなで最初はいがみ合いながらも戦いを経てお互いを理解し愛を育むまでになっていく2人の男女の物語は足早に展開していきます(汗)
最後が畳みかける様なのは打ち切りなので仕方ないですね・・
ちょっとSFとアクションと美少女が押し合うような感じで押し寄せてきたのでもうちょっとストーリーで引っ張るか美少女でファン獲得するか振り切った方が良かったのかも知れませんね
残念ながらこれ以降はジャンプでは美少女に振り切った為変身ヒーロー作品は「ZETMAN」まで待つ事となります
あ!「SHADOW LADY」もあったね・・
これにて「超機動員ヴァンダー」読了です!
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