こんにちはLuck’oです
このコーナーは現蔵書3000冊弱、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが読んだ作品のあらすじ紹介とレビューをしていくブログです
ひねくれものですので超メジャー作を読んでなかったり、「?」な作品を紹介したりしますがそこはご容赦くださいませwww
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ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします
こんにちは!Luck’oです
ツッコミ要員の蔵シカで〜す
今回紹介するのは田島昭宇先生の「魍魎戦記MADARA」を紹介します
田島先生2作目ですね
この作品は漫画だけにとどまらず小説、ゲーム、OVA、ラジオドラマなど幅広いメディアがされ長く愛された漫画です。掲載誌もマル勝ファミコンからマル勝スーパーファミコンというのも時代を感じさせます
漫画誌ですらないんだな
当時そういうの多かったからな。雑誌の都合で完結しなかったり、コミック化されなかった作品も多くあると思うよ
MADARAは良い方に伸びた作品なんだな
では作品紹介していきましょう
おなしゃす
TheWorkData
【作品名】 |
魍魎戦記MADARA |
【作者】 |
田島昭宇 |
【巻数】 |
全7巻 |
【連載期間】 |
1987〜1992 |
【掲載誌】 |
マル勝ファミコン ↓ マル勝スーパーファミコン |
Story&Review&Character
コミックスは全7巻で巻ごとに「胎蔵編」「両界編」「変成編」「輪廻編」「捨て子童子の章」「餓鬼童子の章」「茶吉尼童子の章」と別れています
ストーリーも大きくは1~4巻の主人公が「マダラ」、5~7巻の主人公が「バサラ」になり時代設定もかなり変わって来ます
主人公は「金剛国」の日修羅(ひじゅら)の村に住む少年「マダラ(摩陀羅)」です
マダラは村の長「タタラ(汰々羅)」に拾われた子供でしたが、赤子の時点で人体を形成する殆どのパーツがありませんでした
・・なぜ生きてたんだろう??
これを補ったのはタタラ達「日修羅」が持つ「ギミック」という技術でした
いわゆる義肢ですね
日修羅はなぜか身体の一部が欠損して生まれて来る民で、それを補うためにギミックの技術が発達していました
実際マダラは頭部(目と耳を除く)と脳しかなかったのですが、それでも人並に生活できるまでに補助できるってギミックの凄さがよく分かりますよね
実は日修羅というのはフダラク大陸にあった国で高い技術力を持て余して神様に滅ぼされた「理想郷アガルタ」の末裔なんです
タタラは3人しかいない生き残りの1人で年は2000歳とも3000歳とも言われている人物でした
身体がギミックという事以外普通の子供として暮らしてきたマダラでしたが、15歳の時に村が金剛国の兵士に襲われると状況は一変します
タタラはマダラが15歳になった時にギミックを一般用から戦闘用へと交換していました
お陰で村を襲って来た「金剛国魍鬼八大将軍」の1人「禍耳幽羅(カジューラ)」を倒す事が出来ましたが、それと同時に自分の「耳」を手に入れます
実はマダラ君・・金剛国の王「ミロク帝」の息子なんです(バーン!!)
マダラは産まれた時から強大な力を持っておりそれを恐れたミロク帝は超霊力「チャクラ」の源となる身体を8つに分けて封印し八大将軍に持たせていました
そのエネルギーで身体が無くても生きられたんですね
まだこの時点でマダラは自分の出自は知りませんが、村が襲われた時にタタラが魍鬼の連絡役「邪兎(ジャト)」に殺されると自分の本当の身体を求めてミロク帝がいる「須弥山」を目指して旅立ちます
マダラの旅には幼馴染でタタラの孫の「キリン(麒麟)」が同行します
彼の戦闘用ギミックはタタラからもらった「聖剣クサナギ」によって起動しますが、キリンが持つ勾玉「漣(さざなみ)」がないとクサナギも発動しない仕組みでした
要はお目付け役です(笑)
もう1人、道中で出会った謎の老人「ハクタク(白沢)」&3匹の猿(ミエン・イエン・キコエン)を引き連れて旅が始まります
これが物語の導入部分だね
だいぶ複雑な事情が絡んでそう
マダラの出生、キリンの正体、ヒジュラ、クサナギと謎がどんどん深くなる作品ですが特にこのハクタクには隠された秘密がありました
何だ?気になる!
実はこのハクタクというジジイは・・・
ジジイは?
ババアなんです!!!!!!
意味がわからん!!!!
実は普段もさもさの白髪と髭に包まれたハクタクの後頭部にはもう一つの顔であるババアがいるんです。そっちがメインになると戦闘力がアップします
何その怖い設定!?
実際顔も怖いんだけど猿を結界として使用したりババアの方が役に立つんだよね
ジジイ可哀そう
次の村では神官「風姫(かぜひめ)」からクサナギのパワーアップパーツ「結跏珠(けっかじゅ)」を手に入れ八大将軍「闇界睨魔(オンカイギョウマ)」を倒して「目」を取り返します
マダラは風姫から自分がミロク帝を倒し人々を理想郷アガルタへ導く「真の王」だと言われます
実はタタラ達アガルタの末裔はそれぞれその「真の王」を探して長い年月を過ごしていました
その内の1人「徐福(ジョフク)」はオロチ族の青年「カオス(夏凰翔)」を救世主と見定めますが、彼はミロク帝に半身を人質に取られ軍に属していました
カオスは聖剣クサナギを使って伝説の魔神「蒼炎(そうえん)」「颶風(ぐふう)」を復活させミロクを裏切ります
その時にマダラはカオスとの共闘で八大将軍「凄斬刃双臂(セイザンバソウビ)」を倒して両腕を取り戻します
しかしミロク軍が全勢力の半分をかけて攻撃してくると、戦闘中にマダラのチャクラが暴走し辺り一帯爆発に包まれマダラは行方不明になります
というわけでこの辺でストーリーの大枠が明らかになってきます。3人のアガルタの末裔がミロクを倒せる真の王の少年をそれぞれ擁立して戦いを挑む展開ですね。3人のうちの1人がクサナギを使いこなせる正統な継承者というわけです
マダラだろ
さあ!真の王は誰なのか?そして残る1人はどこにいるのか?
マダ・・・グフッ!!!
マダラ暴走から3年後
カオスは反逆軍を組織しミロク軍と戦っていました
マダラはイズモ族の「聖神邪(セイシンジャ)」に助けられ彼らの隠れ里で暮らしていました
聖神邪はアガルタ末裔の1人でタタラの兄「スクネ(諏駒禰)」に真の王と見込んだ人物でした
クサナギを使いこなし八大将軍「貂魎伐跨(チョウリョウバッコ)」を倒す腕は持っていますが、性格に難ありでした
・・・というわけでマダラはなにもせずに下半身ゲットです・・
その後マダラの行方を追っていた「影王マダラ」「漲緋統凱聯(チョウトウヒガイレン)」「妖焔侯戊倭主(ヨウエンコウボイス)」によってキリンが攫われイズモの村は襲われます
・・・ん?カゲオウマダラ??誰っ⁉
影王マダラはマダラの双子の兄でしたが母・「コノハナサクヤ姫」の胎内で身体やチャクラを全てマダラに奪われヒルコとして産まれてきます
その為ミロクは影王マダラを八大将軍「蛇括神憑分(ダカツシンヒョウブ)」と融合させます
こうして生を受けた影王マダラは当然マダラを恨んでいましたし、果てはミロクの首も狙っていました(ミロク誰にも慕われてねぇ~)
イズモの里に隠されていた「クサナギの魔剣」と「聖剣クサナギ」が合体してパワーアップすると、凱聯・戊倭主を倒しキリンを助け勢いに乗るマダラはカオス軍と合流してミロクとの最終決戦に挑みます
しかし須弥山で待っていたのはミロクと戦いその力を吸収していた影王でした
激戦の末、影王を倒したマダラの前に「理想郷アガルタ」への扉が開かれますがマダラはその扉を破壊してしまいました
すると人々が理想郷を求める心を原動力としているミロクが復活し次元の狭間へと逃げてしまいます
マダラとマダラが制御出来ず切り離した人格である「キリン」はミロクを倒す為次元の狭間へと飛び込んでいきます
と、ここまではマダラ「壱」のお話です
決着つかないんだな
これによって次の「弐」に話が繋がって行きますがこれはまた次回・・
やれよ!
え~色々メンドクサイ~
まだ全7巻の4巻だろ
そもそもこの作品世界設定や裏の設定がありすぎてこれでもかなりかいつまんで説明してるんだよ。その上「弐」になるとガラっと世界観変わるし
頑張ってやり切ろう!
・・・やむを得ん(渋々)
おなしゃす!
「弐」は謎の少年バサラが頑張ります!以上!
・・・・・・・・・・・・もう一声
・・・・・ハイ
「弐」は世界観がより日本的な舞台に変わります
主人公は「耶倭土(やわと)朝廷」が支配する国の「山彦の村」に住む少年「バサラ(伐叉羅)」
彼は13年前、朝廷に仇なす力を持つとして殺された3000人の赤子の生き残りで、アソべ族の戦士「甲賀三郎(こうが さぶろう)」に拾われ山彦の村に預けられていました
しかし山彦の村が三郎によって滅ぼされてしまいバサラは三郎を倒す復讐の旅に出ます
途中で地底の国「維縵国(ゆいまんこく)」の第一王女「芙蓉(ふよう)」に助けられると、彼女を恐山まで送る依頼を引き受けます
都では13年前に赤子虐殺を指示した「文観(ブンカン)」が耶倭土の王「牛頭大帝(ゴズタイテイ)」を後ろで操る傀儡政権が執り行われていました
三郎は後宮にいる「八百比丘尼(やおびくに)」に仕え、表面的には文観と手を組んでいましたが裏では地中にある「竜脈」を乱れさせ耶倭土朝廷を転覆させアソベ族の再興を企んでいました
ここまでが軽い導入
・・・ややこしいな
だろ!でもまだややこしくなって色々な事実がわかってくるよ
・・・おなしゃす(言わなきゃ良かった)
まず大きな事実としてバサラは三郎と比丘尼の子供でした
エエエエエエェェェェ!!!
入ってくんな!
しかも実は芙蓉も比丘尼の子供でバサラの姉に当たります
エエエエエェェェェェェ!!!??
だから本筋に入ってくんなって
三郎の目的はアソベの再興ではなく竜脈の暴走によって耶倭土そのものを無くすことでした
さすがにそれは行き過ぎだと彼の部下や企みに気付いた文観に命を狙われます
そこに比丘尼が起こした爆発に巻き込まれ芙蓉を攫われたバサラも参加しバトルロイヤル状態に・・
結局竜脈は三郎が仕掛けた爆弾で暴走し耶倭土は壊滅、力が暴走したバサラは爆発で行方不明、芙蓉はバサラと共闘した「獅子丸」に助けられ彼の国「東日流(つがる)」へと流れて行きます
耶倭土崩壊後、蓬莱幕府が実権を握り征夷大将軍の「両面宿儺(りょうめんすくな)」が耶倭土国王を名乗り東日流へ侵攻します
また爆発で行方不明・・・しかもヒロイン攫われ展開
大丈夫!ここからもっとえらい展開になるから
大丈夫・・・なのか⁉
まず蓬莱幕府は耶倭土旧神の1人「悪路王阿弖流為(アクロオウアテルイ)」を伴い東日流へ侵攻しますが率いるのはダキニ天と融合したバサラでした
ナニイッテルカワカリマセン
実は「弐」のキャラは「壱」のキャラの転生体で「バサラ→影王マダラ」「両面宿儺→凄斬刃双臂」「阿弖流為→漲緋統凱聯」なんです
闇覚醒したバサラは蓬莱側に突然現れて王様になります
これも過去の立場が為せる業なのでしょう(悲しいかな)
更に東日流では恐山の「御霊摩陀羅」に眠る赤子の魂を復活させる儀式が執り行われます
こちらには「芙蓉→麒麟・風姫」「三郎→ミロク」「八百比丘尼→コノハナサクヤ姫」「獅子丸→蛇括神憑分」が集い儀式の達成と蓬莱侵攻の阻止に動きます
三郎と比丘尼は転生を繰り返し子を産み、その子がダキニ天の力を持って御霊摩陀羅に辿り着き儀式が出来る日を待っていました
ようやく訪れたバサラでしたが当初の目的である「三郎を殺す」事は忘れていませんでした
でもそれも織り込み済みで三郎が殺される事で呪いの運命が成就し、「真の王」への旅が始まります
儀式の完成により世界は津波に飲まれ消滅・・
バサラは時空を超えてフダラクへと流れて着きます
行き別れたもう一つの魂に出会う為に・・・
わかった?
う~ん微妙・・
マダラの世界はこの「壱」と「弐」だけでは完結せず他のストーリーも併せて読まないと分かりにくいんだよね
かなり壮大な世界観だな
ミロクを追っかけて終わったのにマダラは魂になってるわ、敵味方入り乱れてるわ、「阿弖流為→漲緋統凱聯」とか意味があるのかすらわからないし(笑)
深堀すると「壱」の関係が残ってる部分もあるんだけど一番は子の親への復讐って所だろうね
あ~そこは普通に共通してたな
最後の方は凄い勢いで消化されるし、後付けの設定よんでやっと納得って感じだから実際消化不良な感は否めないけどね~
最後は「壱」にループしたって事だよね
そうそう。徐福たちがいた所だね
そこからストーリーが続くんだ
実はマダラは8の本編と100の外伝で出来ているサーガ物で「壱」と「弐」ってめっちゃ時代は開いてるんだ
108もあるの⁉
じゃあここまで来たし残りの話も・・・・・
皆さんまたね!!バイバーイ!!!!(強制終了)
試し読みはこちらから↓↓
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