こんにちはLuck’oです
このコーナーは現蔵書3000冊弱、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが読んだ作品のあらすじ紹介とレビューをしていくブログです
ひねくれものですので超メジャー作を読んでなかったり、「?」な作品を紹介したりしますがそこはご容赦くださいませwww
カテゴリは大きく分けて「連載中」「完結」「クラシック(主に2000年より前)」に分かれます
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このコーナーは大なり小なりのネタバレを含みます
ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします
今回はプロレス&格闘技漫画で人気を得たにわのまこと先生の連載デビュー作「THE MOMOTAROH」を紹介していきます
懐かしのプロレス漫画!
サッカーほどではないけど純粋な格闘技漫画も不毛なジャンルの中で2桁まで刊行出来たのは快挙と言えます
この後に「真島クン」シリーズもヒットさせるしね
その要因は本編までまぜっかえすギャグと少年の心をグッと掴むムチムチなお色気キャラです
台無しだよ
僕の中では「力人伝説」に次ぐジャンプ格闘技作品となっています
若貴!?しかも打ち切り!!
では本編紹介行ってみましょう
おなしゃす!
TheWorkData
【作品名】 |
THE MOMOTAROH |
【作者】 |
にわのまこと |
【連載期間】 |
1987〜1989 |
【巻数】 |
全10巻 |
【掲載誌】 |
週刊少年ジャンプ |
Story&Review&Character
主人公の「ザ・モモタロウ」は若手実力派のマスクマンレスラーです
しかし所属する太平プロレスでは洗濯・掃除を押し付けられるまだまだ下っ端で、太平プロレスに来る以前は用心棒などで生計を立てていたようです
恵まれた身体能力と「もんがー」という変態形態で相手のリズムを崩して隙を突きます
太平プロレスは社長でGWA認定世界ヘビー級チャンピオンの「松平林吾(まつだいら りんご)」とその父で桃太郎の師匠「馬七(ばしち)」、そして林吾の娘で高校生の「美樹(みき)」がおりレスラーの日常から試合までが幅広く描かれます
時折入るモモタロウと美樹のラブコメシーンは数少ない清涼剤です
【ストーリー序盤】
第一話から桃太郎の因縁の相手と言える鬼の子孫でアメリカ五指に入るレスラー「アカオニ・トム」がやってきます
後日弟の「アオオニ・マイク」を引き連れて再戦したりモモマスクを盗もうとしたりして返り討ちにあう愛すべきやられ役です
モモタロウの永遠のライバルである「サカタ・ザ・ゴージャス・キンタロウ」には最初こそ目の敵にされていましたが、途中からはタッグマッチやチーム戦で幾度も桃太郎陣営の頼れる戦力となってくれました
ちなみに彼は金太郎とは何の縁もなく、ただ髪型が金太郎なだけです(笑)
実家は石材屋で父の「鋼鉄郎(こうてつろう)」は牛バカとタッグを組んでいらん茶々を入れまくります
キンタロウと同じくライバルから仲間になったのが「牛バカ丸&ザ・グレート・ベンケー」です
「タコは哺乳類だもん~」でお馴染み牛バカ丸は源氏を再興するには総理大臣になればいいと考えており、ベンケーは忠臣としておバカな主人を甲斐甲斐しくサポートします
牛バカはさておきベンケーは巨漢レスラーとしてモモタロウを敗北寸前まで追いやりますが、ドーピング秘薬「ハイパーキビダンゴ」によって敗れ去りそれ以降は強力な助っ人として活躍します
入門生の「宮川三郎太(みやがわ さぶろうた)」や事故死したけど地獄で悪さをしすぎて追い返された「猿田彦大輔(さるたひこ だいすけ)」もその後太平プロレスファミリーとして活躍します
モモタロウ自体大概のギャグキャラなのに牛バカや鋼鉄郎、クラマまで話を引っ掻き回すからストーリーが進まないんだよね
常識人枠のキンタローはすぐいじられるしね
真面目な奴ほど馬鹿を見る恐ろしい世界
怖っ!
【ムー大陸編】
そしてここからの戦いは団体戦がメインになっていきます
嫁探しにやってきたムー大陸のワガママ王子「ウラシマ・まりん」に美樹が攫われるとモモタロウ・キンタロウ・ベンケー揃い踏みでムー帝国軍団に立ち向かいます
ムー帝国は格闘技と近代科学を融合した戦闘スタイルを標ぼうしており、科学的トレーニングで鍛え上げた技術からレーザービームまで数々の武器を駆使してモモタロウを追いつめます
中でも毒ガス兵器「オールド・タイマー・ガス」(要は玉手箱)の攻撃はモモタロウと牛バカ(巻きぞえ)をジジイに変えてしまう恐ろしいものでした
でもそんなモモタロウに追い打ちをかけず戦意を失うまりんはなかなか男気に溢れていました(ワガママだけど)
極限状態で発動する「太陽の紋章」はモモタロウを倒せるポテンシャルを持っていましたが、もんがーに計算を狂わされ窮地に立たされます
まりんも中々にイカしたキャラだった
地団太踏むワガママなイケメン・・
技術は最新だけど兵隊は鮫とかモアイだし新しいのか古いのか・・
一周回ってってやつか
さすがにジジイになった時は連載終わったと思ったよ
ベンケーの友情は泣けたね
【黒武術編】
次の刺客は「影幻春架(えいげん はるか)」率いる闇の武術集団・黒武術との戦いです
影幻はかつてモモタロウとの野試合で付けられた傷を恨み復讐の機会を伺っていました
そこで桃紋羽織を盗み出しマスク職人・「左源五郎(ひだり げんごろう)」を拉致して「ブラック・モモタロウ」のマスクを被って我こそは正当な桃太郎だと世間を味方に付け太平プロレスとモモタロウを悪者に仕立て上げます
この戦いでは牛バカ丸・三郎太・猿田彦も参加しての総力戦となりました
でもなぜか林吾は戦力外です(笑)
黒武術陣営も助っ人として「七尺一寸法師・七尺二寸法師」兄弟を迎え入れお伽話要素も盛り込まれているのは流石でした
ブラックモモタロウによって過去に送られたご先祖ちゃんは自分が生まれた桃が機械仕掛けだった事実を知りますがこれは何を意味するのか?
一時はマスクをボロボロに破られピンチのモモタロウでしたが、新しい生地で作ったニューマスクで反撃に出る!
源五郎の工具が分解して聖衣のようになるのはカッコよかった
ギャグに振り過ぎだろ!
七尺兄弟の武器「針千丸」は人体が砂のようになっても刺せば復活!
すごいチート設定だったな
男子はお色気おねーさんの麗羅に注目
にわの先生が出しそうなキャラ(笑)
【河童編】
誤って沼に落ちたキンタロウが河童族の予言にある族長と勘違いされてしまう
河童改造手術されそうになるキンタロウを救う為、河童力士と相撲勝負に挑む!
【アース・クラッシュ・トーナメント編】
プロレス世界一を決める最大の祭典「アース・クラッシュ・トーナメント」が東京で開催されモモタロウを始めとした錚々たる顔ぶれが参戦します
もちろん健全なまま大会が進行するはずもありません
今回のラスボスはソビエト代表で参加する「イワン・シュテンドルフ」
彼は日本では「酒吞童子」と呼ばれた人物で、妖術で出来た徳利に実力者を放り込む事で抽出される「強者のエキス」を飲んで1000年以上生き続けていました
そのおすそ分けを受けたトム達も参戦し、今回は三男の「クロオニ・ジョニー」が登場します
ジョニーは元ボクサーでパンチ中心の戦闘スタイルですが挑発的な言動とやたら牛バカを見下す態度が鼻に付く男でした
その他のニューカマーとして前回大会優勝者「アーチェリー・ウィリアムス」も登場しますがそれ以外の過去参加者は揃ってザコ扱いのまま終わってしまいました
七尺兄弟・キンタロウ・まりん・ベンケーと次々にライバル達が徳利に吸い込まれてしまう中、モモタロウは新必殺技の「ストライク・スリー」を引っさげてシュテンドルフとの戦いに臨みます
試合中にシュテンドルフとご先祖ちゃんの600年前に起きた因縁も判明しますが、勝負は全てリングの上で決着を付けなければなりません
強すぎるシュテンドルフに満身創痍のモモタロウは勝てるのか?
河童相撲チャンピオンの称号を引っさげての出場です
関係ねーよ!
でもよく考えるとモモタロウ以下お馴染みの選手って誰もタイトル持ってないんだよね
私的ないざこざをリングで解決してただけだもんな(笑)
それに揉め事の原因って概ねご先祖ちゃんだよね
子孫大迷惑!
【夏合宿編・プロ野球編etc】
過酷なトーナメントを勝ち抜いた戦士達にひと夏の休息を・・と思いきや馬七の策略でトライアスロンに参加させられたり、なぜかプロ野球選手にスカウトされたり、牛バカのお家騒動が勃発したりと大忙し!
美樹とモモタロウのデートイベントが発生するも周りは邪魔者だらけで前途多難⁉
ま、ネタ切れです(想像)
早くね⁉
飽きたか
まずくね⁉
【アマゾネス編】
遥かアマゾンからやって来た刺客は女性のみで構成される種族「アマゾネス」
そのリーダーである「カグヤ・ザ・ムーンバトラー」は日本を女性の帝国にする為に実力派レスラーを次々に血祭りに上げていく
当然アース・クラッシュ・トーナメント覇者のモモタロウにもその牙は迫りくるが、かぐや姫の子孫である彼女は月光石を使った無重力殺法でモモタロウを苦しめる!
慣れない女性ファイターとの戦いだけでなく、浮遊する力を持つ月光石を使ったカグヤの攻撃はかなりモモタロウを追い込んだがお灸を据えられたカグヤがモモタロウに惚れてしまい美樹のジェラシーに火が付いてしまう⁉
【創造神編】
美樹の学校から掘り出されたカプセルに眠っていたのは過去にモモタロウと戦って敗れた男「三年寝太郎(さんねんねたろう)」だった
しかし彼は未知のテクノロジーによって実力を飛躍的にアップさせており、その裏には600年後の未来から来た男「倭建命(ヤマトタケルノミコト)」の手引きがあった
彼の口から桃太郎出生に関わる重大な話が飛び出してくると、その子孫であるモモタロウを抹殺しようと無慈悲な攻撃を浴びせて来た
圧倒的実力の前に瀕死のモモタロウだったが、そのピンチを救ったのはなんとイワン・シュテンドルフであった・・
未来の日本から来たにも関わらず紀元前のニオイしかしない倭建命は、格闘技というより殺傷術と取れるような戦い方でモモタロウを瀕死の重傷に追いやってしまう
助けに来たシュテンドルフとの和解や出生の秘密などこの回は桃太郎中心の展開が多くありましたね
【エンディング】
倭建命との戦いを制したモモタロウだったが、その身体は傷つき疲れ果てとてもリングに立てる状態ではなかった。
ふたたび「ザ・モモタロウ」として復活する為彼はしばしの旅に出る事を決意する
最後は時空を超えたSF要素を盛り込んだ戦いでした。謎設定は全部未来に丸投げです
言い方!
結局モモタロウがレスラーだからリングで戦ったけど、殆どレスラーと戦ってないね
本職はトム、キンタローぐらいだよね
倭建命なんか「殺り」にきてるし。だから普通のレスラーよりダメージが大きかったんだろうね
選手生命を縮めてしまった
連載期間もね
おいっ!
ではまた次回作品でお会いしましょう
バイバーイ!
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