【クラシック】第19回 塀内夏子「Jドリーム完全燃焼編」を読む!

Jドリーム完全燃焼編01 スポーツ
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こんにちは
湖面をたゆたう漫画好きLuckoです

このブログではいい年した漫画好き(汗)の私が、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます

完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください

あとネタバレも含みますので注意してくださいね

今回ご紹介するのは塀内夏子「Jドリーム完全燃焼編です

この作品はJドリーム」「Jドリーム飛翔編に続く三部作の完結編です
1作目は1993年のアメリカW杯予選敗退、2作目は若きユース世代の活躍を描き満を持して1998年フランスW杯予選の激闘を描きます
現実世界では「ジョホールバルの歓喜」と呼ばれ語り継がれていますが、Jドリームではどのような結末になったのでしょうか?

作品概要

【作品名】
 Jドリーム完全燃焼編 
【作者】
塀内夏子
【連載期間】
 1998〜1999 
【巻数】
全8巻
【掲載誌】
週刊少年マガジン

作品紹介

■テーマはフランスW杯予選

1992年のJリーグ黎明期から描き始めた「Jドリーム」が挑むのは1997年のフランスW杯予選です
「Jドリーム」「飛翔編」のメンバーが融合して日本初のW杯出場を目指します

■主なメンバーはユースチーム中心

序盤で鷹は相変わらずの行方不明ですが(汗)ちゃんと合流し一次予選に備えて行きます
中心メンバーは「飛翔編」の中居、立浪、浜本、迫丸、柳木やなぜか大して役に立っていなかった岸川や坂井、更に全く役に立っていなかった松木監督が顔を揃えます



ぶっちゃけフィリピン、マレーシア、カタールと同組になった一次予選は楽勝と呼べる試合展開でした
この頃になると日本もかなり力を付けていてアジアでも上位を狙える位置まで来ていましたからね
メンバーも勝手知ったる顔ぶれで良く言えば熟成されていますが、鷹を中心に仲良しこよし感が際立ちつつもありました
・・これ危険ですね

■新メンバーは2人

現有戦力に満足せず松木監督は全国の主要カテゴリーをスカウトするよう指示します
・・・一次予選迫ってるのに相変わらずの無能っぷり(笑)
そこに引っかかってきたのがJFLと大学生ってJリーグはかなり人材不足のようです・・



「吉川望(よしかわ のぞむ)」
22歳、JFL関西電工所属、左SB
新世代SBでランニング、ロングキック、サイドチェンジも上手いがコミュ障で試合中は耳栓をしている

「伊達勲(だて いさお)」
防衛大4年、FW、ユニバーシアード得点王
フィジカルが強くポストプレーもこなせる万能型FWだが、堅物すぎる性格と歯に衣着せぬ発言で鷹に嫌われる

■世代対決再び

Jドリームでもありましたが、今回も露骨な世代交代バトルが各所で行われます
普通予選前に世代交代って済ませるものですがそこはドラマ重視の塀内サッカーってことで(笑)

【GK富永vs浜本】
二次予選から合流した富永は浜本とバチバチやりあいます
飛翔編で本戦から割って入ったくせに自分が同じ事やられると怒る浜本はちょっと(かなり?)メンタル弱めですね



【SB嶋vs吉川】
人間性まで優れた嶋を落して技術はあれどメンタル豆腐な吉川を残した判断は疑問??
しかも後で嶋に泣きつくってどう??



【鷹vs伊達】
世代交代とは違いますが自分に逆らう伊達に鷹はやたら厳しく当たります
もう完全に八つ当たりやいじめレベルなのが引く

■綻びだらけの二次予選

二次予選からは富永、北村と追加招集で嶋に加え新キャラ「緒方哲(おがた てつ/アビスパ福岡所属)」が参加します
二次予選で19歳のDFを初招集・・・もしかして松木監督は勝負師なのか??



対戦国はサウジアラビア、オーストラリア、ザハブ首長国、ジュベスタン
後ろの2つは架空の国ですね
ここも順調に突破かと思いきや祟りの様にトラブルが続出します
サポーターのブーイングに傷ついた吉川が自分の殻にこもってスランプ突入、立浪の退場によるCB不足、伊達の肋骨骨折、富永の退場、極めつけは鷹の不調とまるでW杯に出禁食らってるかのようです(笑)
ここでチームをまとめたのは北村、富永、嶋達のベテラン勢と勝負の厳しさを訴えかけていた伊達でした
やはりユース世代が多いせいかちょっとメンタルに問題のあるチームでしたね

■最後はあの国

グループ2位に滑り込んだ日本は第3代表決定戦に臨みます
勿論相手はイラン!!
試合は一進一退の攻防を繰り返しますが、イランのエースにして危険なプレーも厭わない殺し屋「ザリム・シン」が事ある毎に鷹を潰そうと狙ってきます
それでなくても北村が膝を痛め伊達は脱臼と日本の前線は満身創痍
精神的・体力的に限界を迎えつつある鷹にコーチ陣は交代を提案しますが、松木監督は・・

「いやだ!鷹とワールドカップに行くんだ!!」
・・・駄々っ子か⁉最後までポンコツでしたね



試合終盤では人の声を怖がっていた吉川が覚醒したり、任務遂行以外に興味を示さなかった伊達がチームプレーをしたりと試合の中で各自が大きく成長していきました
現実の日本代表も好不調の波を乗り越え一丸となってフランスW杯出場を掴み取りましたが、まさにタイトル通り「完全燃焼」したチームは新たなステージへと踏み出しました



サッカーに懸ける男たちのドラマを描いた「Jドリーム」はこれで完結です
Jリーグ黎明期の熱感を感じられる素晴らしい作品でした
個人的にいちいち無駄に足を引っ張るモブは要らなかった気がしますが、誰かがやらかさないと事件は起きないので大事なのかもしれません
これにて「Jドリーム完全燃焼編」読了です!


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