こんにちは
湖面をたゆたう漫画好きLuckoです
このブログではいい年した漫画好き(汗)のボクが、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます
完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください
あとネタバレも含みますので注意してくださいね
今回ご紹介するのは久慈進之介「陸上自衛隊特務諜報機関 別班の犬」です
以前1巻と2巻はご紹介してましたがかなり間が空いたので最新刊までをまとめて読んで行こうと思います
秘密組織モノと言う事で最初はテンション上がりましたが裸の大男が暴れるわモブキャラはかわいそうなくらい簡単に死んでいくわでちょっと諜報っぽくはないな~と思ったまま止まってました(汗)
でも巻数を重ねている辺りは根強い人気があるんだと思い再読に至りました(上から?)
ちょっとアニメ化は難しそうな作品ですが、その後どうなったかも含め既刊の5冊を読んで行こうと思います!
作品概要
【作品名】 |
陸上自衛隊特務諜報機関 別班の犬 |
【作者】 |
久慈進之介 |
【連載期間】 |
2022〜 |
【巻数】 |
既刊5巻 (2024.4現在) |
【掲載誌】 |
イブニング |
作品紹介
■作品ジャンル
タイトルに「諜報機関」となっていますがかなり派手なバトルアクションや銃撃戦がてんこ盛りです
総合して別班の「超法規的活動」を描いている作品と言えます
■主人公
主人公はコードネーム「ナナ」
登場時は陸上自衛隊に所属(本名不明)していましたが、17年前に起きた旅客機墜落事故で唯一生き残った代償として極限状態でないと「生」を実感できなくなってしまいます
口癖は「平和って退屈」
しつこく言い寄って来た格闘指導官をぶっ飛ばし札付きになった彼女は日本最高峰の秘密部隊「別班」にスカウトされます
本来の名を捨て日本で禁止されている「スパイ行為」を最大の目的とする日本唯一の機関での活動
彼女が求める「非日常」がここにはありました
■陸上幕僚監部運用支部情報部別班、通称「別班」
別班の主要メンバーは班長の「レイ」、№2(?)の「ヒフミ」、公安に密偵している「ジュウゾウ」、そして短パン全裸の巨漢「ハチ」
レイは諜報機関のリーダーらしく非情で高圧的、暴走気味のハチも謎の指輪で制御します
ヒフミはタバコがトレードマークのイケオジで諜報の達人
ジュウゾウは公安にスパイ活動が出来る実力者ですが、先の2人よりはかなり若くナナに近い人物
一番謎なのがハチで2mを超える体躯に人間を簡単に引きちぎる腕力、銃弾を避ける動体視力、一番目を引くのがほぼ人の言動を受け入れない野性的な行動と基本裸のスタイル・・・
■ハチ
とにかくその行動全てが諜報とは程遠いキャラのハチですが、その正体は遺伝子操作によって誕生した人間兵器「遺伝子改良兵(ジーンリッチソルジャー/GRS)」です
人を超えてる理由が理解できますね、あと裸なのも(笑)
ハチにはマイクロチップが埋め込まれておりレイの指輪と連動して彼の頭に電流を流す事が出来ます
こうやって猛獣レベルのハチを制御していたんですね・・・
でもナナは「対話」を持ってハチと向き合い信頼を得て行きます
これが後々大きな意味を持つことになりました
■X文書編
ナナがスカウトされて取り組んだ案件は超機密文書「X文書」の追跡でした
X文書とは・・・軍事情報が大量に記された超機密文書のことです
国家高官やヤクザを辿って行くと辿り着いたのは大物スパイ「イワン」
アメリカとロシアを股にかけるイワン捕獲に向け鼻息を荒くしたレイでしたが、結果は・・班は壊滅状態、ハチは頭部を貫かれ、ナナは鹵獲・・散々です
しかしここからのナナが凄かった!
薬漬けにされながらまさに根性と意地と執念でイワンを確保します
■別班再構築編
大ダメージを受けた別班はレイ主導のもと再構築を迫られます
レイは生き永らえながらも記憶をなくし幼児化したハチの処分を決定しますがこれにナナが反発
拙速な作戦行動で恋人を失ったヒフミもナナに加担し別班のトップである「アメリカ国防長官」と接触します
「別班=ペンタゴンの下部組織」という事実が発覚!
ヒフミは国防長官と極秘で会談し爆死!!!!!
一方でナナはレイからハチの処分を命じられますが、当然拒否!!(カッコいい!!)
ナナ&ハチvsレイ&デルタフォースという一見無茶な戦いでしたがこれを頭脳戦で回避しレイは頭と首がお別れしドロップアウト!
■新生・別班誕生
国防長官&レイが死にX計画反対派の中心人物で新しい国防長官「アビー・アダムス」と新別班班長「ナナ」による新シリーズへと突入!
いや~ナナ凄いですね
戦略自体はヒフミが立てたとはいえ、平気でレイにも噛みつく根性が素敵です
凄いのはハチの戦闘力を信頼していても依存している訳ではないって所です
新しい別班には期待できます!!
■アフリカ編
次の舞台は危険度最高ランク「レベル4」が最も多い地域「アフリカ」
目的はコンゴにいる武装勢力指導者の「暗殺」・・諜報??
コンゴ武装勢力「鎖鋸の解放民主軍(FDLT)」のリーダーは元自衛隊員の「大和シンジ(やまと しんじ)」
彼は飛行機事故からナナを助け出し社会復帰に尽力してくれた「恩人」です
とんでもない因果ですね
■新キャラ「サンゴ」
別班の新メンバー・サンゴの武器は爆薬搭載型ドローン
メガネに備え付けられたセンサーで瞬時にドローンを操ります
新入りながらジュウゾウをあごで使う気の強さ・・いい!!
ナナ暴走⁉
ナナは正面から彼がいる「アフリカン九龍城砦」に乗り込み交渉のテーブルに付きます
彼女の申し出は「国防長官を裏切って大和の傘下に入る」
・・・・・・
・・・・・・エエエエエエェェェェェェ!!!!!????
別班じゃなくなっちゃうんですけど⁉(汗)
■FDLTの主軸
大和を慕う兵士の多くは自分の意志に関わらず兵士として大人に使役されているアフリカを象徴した悲しい存在「チャイルドソルジャーズ」
その中でも戦略担当で大和のブレーン「マギー」、人間観察に優れた「デニス」、過去の負傷で顔をガスマスクで隠し無くした右腕には「鎖鋸銃剣(チェーソーバヨネット)を着剣したAKM」を装備した「切り裂き悪魔」の異名を持つ「ロシェル」
■アフリカ戦線異状アリ⁉
別班はFDLTと連携し連合軍で攻めて来た「自由宣言連合」&「ウンヴァラバ」との交戦に入ります
自由~はただの武装したアフリカ人なので大したことない(失礼)ですが、問題はウンヴァラバで「素手でマウンテンゴリラを殴り殺す怪物集団」だそうです
・・・戦いたくないな~・・・・
戦場が乱戦になる中その中心で「ハチ・マギー・デニス・ロシェル」vs「ウンヴァラバ族長&口裂け狂戦士2名」のバトルが始まります
・・・諜報漫画・・・だよね・・・??・・・
最初は「諜報?」って展開が多く微妙な入りでしたがナナがリーダーになるのも想定外でしたし世界の紛争に介入するという流れも全く初期からは想像できませんでしたね
レイを完全否定できるくらいナナのキャラがちゃんと立っているのがどんな展開になっても彼女の信念を信じられるという安心感はありますね~
この調子で世界中の紛争を解決して地球に平和をもたらして欲しいですね!!(笑)
次回更新は・・10巻くらいかな・・・
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