こんにちはLuck’oです!
このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく既刊のあらすじ紹介をします
既刊紹介は最近連載中&完結した作品の簡単なあらすじとちょっとだけレビューをしていくコーナーです
※ある程度のネタバレを含みますのでご了承ください
今回ご紹介するのは「娘の友達」4巻です
2/10発売の第7巻で完結を迎えた「ミドルエイジ・ミーツ・ガール」の恋愛漫画です
連載当初からタイトルやPVから連想される内容に批判的な意見もあった本作だったが、結果的に累計発行部数も100万部を超える人気作として幕を閉じることになった
社会で生きて行くために自分を抑圧し、何かである事に必死になる大人達に自分の内面と向かい合い受け入れる勇気を語りかけてくる作品となっています
紹介
タイトル |
娘の友達 |
作者 |
萩原あさ美 |
発売日 |
2020年5月13日 |
掲載誌 |
コミックDAYS |
ジャンル |
恋愛・家庭 |
サブタイトル
第27話 変と普通
第28話 ふりだし
第29話 破棄
第30話 押しつけ
第31話 娘の家出
第32話 あえぐ魚
第33話 タイムカプセル
第34話 再会
第35話 嗅がれた男
主な登場人物(新規・変更)
なし
あらすじ
「全てが終わり時が戻る」
美也が古都に晃介との関係を問いただすと、彼女は晃介への気持ちをあっさりと認めてしまう
その上で自分が晃介にわがままを言ってるだけだと言い添えてくれたが、美也にはそこはどうでもよく父と友人の関係を受け入れる気には到底なれなかった
そして、美也は再び引きこもり晃介をシャットアウトしてしまう
それ以降晃介にLINEをスルーされた古都は、大事にしていた水族館の半券としたためていた晃介への手紙を一緒に破り捨ててしまう
「・・・・〝普通〟って何?」
「めくるめく負のスパイラル」
晃介の両親がやってきたのをきっかけに、晃介はようやく美也と話し合う機会を得る
そこで古都との出来事を謝罪して両親の家に引っ越して高校をやり直す提案をするが的外れな話に腹を立てた美也は家出をしてしまう
三崎と落ち合った後は携帯の電源を切ってしまった為、後を追った晃介は美也の所在を掴めなかった
朝まで探し回り会社の大事なフェアには遅刻し美也も古都も仕事までも零れ落ちていく晃介の手元には、先日古都が置いて行ったインスタントカメラの現像写真があった
「・・如月古都だけが・・俺との思い出を『宝物』だと言ってくれたんだ・・」
「明るみに出た密かな想い」
古都の母が笑顔で突きつけてきたもの
それは細かく破って捨てたはずの晃介への手紙であった
母は細かい紙片を全て集めテープで繋ぎとめていた。それを見た古都はさすがに良い子を作れず母の怒声を背に家を飛び出してしまう
晃介と猫を見た裏路地で読んではもらえないメッセージを晃介に送り続けていると、息を切らせて晃介が駆けつけてきた
しかし、来たはいいが晃介もどうして良いか分からずに佇んでいると、気まずい空気が辺りを包み始める・・
「・・でも・・お母さんは・・君の寂しさを埋めてくれるの?」
レビュー
4巻です
いや~ただただ晃介が可哀想で仕方ないですね
そりゃあ結果で言えば良くはないかも知れない
娘の友達と仲良くするなんてね
でも、美也もそこまで親を批判出来る立場にあるのかな?
この子は引きこもっていたせいなのかなんか情緒不安定なんですよね
そして、知った顔で美也につく三崎クンも事をややこしくしてます
言うほど子供側に正当性はないと思います
古都もここまで晃介を困らせるちょっと小悪魔な感じがありましたが、晃介と美也にトドメを刺した悪魔でした(笑)
でも、晃介を困らせようとしていたわけではなく、逆に気を引きたいが故の強引さだったんでしょうね
この辺で純粋に晃介が好きなんだなってわかってきます
母親からの抑圧で行き場のない感情と、好きな相手にも愛情をぶつけられない寂しさと彼女もいつも何かに苦しんでいたのかもしれません
でも、今回の晃介は可哀想すぎる
娘に逃げられ、仕事に追われ、仄かな恋心までも踏みにじられ可哀想の局地です
思えば彼は相対する人間たちにずーーーっと責められ続けてますよね
親の責任、係長の責任、同期のやっかみ、そして親にまでも・・
もうメンタルペチャンコですね
遂に古都の幻まで見てしまって、、
それでもやってくる日常ってのは中々に凶悪ですよね
時間が止まって欲しいのではないでしょうか?
さあ、今度は更に古都の母までもが晃介を責めにかかってきます
晃介は耐えられるのか?
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試し読みは下記でどうぞ
5巻に続く!
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