刷ったもんだ! 4巻(染谷みのる)【既刊あらすじ&レビュー】File0026-04 ※一部ネタバレあり

刷ったもんだ!04 職業・ビジネス
Luck'o
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こんにちはLuck’oです!

このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく既刊のあらすじ紹介をします

既刊紹介は最近連載中&完結した作品の簡単なあらすじとちょっとだけレビューをしていくコーナーです

※ある程度のネタバレを含みますのでご了承ください

今回ご紹介するのは刷ったもんだ!」4巻です

概要

真白悠(元ヤン・目つき悪し)は、虹原印刷の新入社員。クセの強すぎる職場のメンバーに囲まれながら、印刷物と向き合う毎日を過ごしていた。そんな中、遂に迎えた虹原印刷最大の繁忙期!卒業シーズンに向けて、アルバム印刷は大忙し。鳴りやまない電話に、無理難題とも思える修正依頼…卒業までになんとかアルバムを届けるべく、真白は東奔西走!更になんと、真白の心を揺るがす「あの人」から、印刷の仕事が舞い込んできて…?笑いあり涙ありな印刷会社コメディー、第4巻!!

Amazonより抜粋

作品情報

タイトル
 刷ったもんだ! 
作者
 染谷みのる 
発売日
2021年7月20日
掲載誌
モーニング
ジャンル
仕事

サブタイトル

第34刷 届けるまでがお仕事です

第35刷 刷って運んで売って

第36刷 ゆく年刷る年

第37刷 インキは気まぐれ

第38刷 卒アルの向こう側

第39刷 ヤレ紙の危機

第40刷 ベストアルバム

第41刷 希望盛り盛り

第42刷 汗がキラリ

第43刷 “デザイン”の力

第44刷 思い出はモノクローム

主な登場人物(新規・変更)

♤黒瀬賢治(くろせ けんじ)
天空印刷代表取締役社長、宏文の父

♡新橋弥生(しんばし やよい)
アルバム制作課、恋愛の匠

♡赤沢ほのか(あかざわ ほのか)
赤沢課長の娘、聞き上手

♤灰島徹(はいじま とおる)
真白の高校時代の同級生

内容紹介

ここは東京の外れにある虹原印刷株式会社

今日も目つき悪目の新入社員が社内を駆けずり回る

気合を入れて臨んだ冬コミ納入は会場に辿り着く前に頓挫してしまう

なんと雪で車のタイヤが滑り事故を起こしてしまったのである

積めるだけタクシーに乗せて必死に会場まで運んだ真白にかけられた言葉は落胆の声だったが、頑張った自分を顧みるより届けられない自分を叱咤する

「ちゃんと届いて初めて完成なんだから」

何とか納入を間に合わせた真白は虹原専用のブースで印刷に関する相談に乗ろうとするが、声を掛ける人が次々に目を逸らしながら離れて行ってしまう

話が出来ないのでは商談を進めようがないと落ち込んでいる真白は1人のコミケ客と目が合ってしまう

気づいた相手が逃げようとする所を肉食獣バリの反応で確保すると、その人・・・あおすけさんこと青井先輩がブチ切れるのも構わずブースでの件で相談を持ち掛ける

それに対する青井の答えは至ってシンプルだった

「相手の立場になって考える事」

そう、知識を詰め込んだ真白は話したい気持ちが先立ちお客さんの相談に乗っていなかったのだ

今更おさらい的だが真白は元ヤンである

高校時代の彼女は髪は銀髪、ロングスカートにスカジャンと360°どこから見てもまごうことなきヤンキーだった

売られたケンカは買い「白虎」などというありがたくない二つ名まで頂戴していた彼女がデザインと出会ったのはある同級生との出会いであった

真白を怖がることなく話しかけてくる灰島徹と一緒に文化祭の看板づくりに勤しんだ(卒業を盾に取られた)彼女はそこでデザインの面白さに初めて触れる

だがある事件をきっかけに真白は灰島に会えなくなってしまう・・・

その他、桃川のミスをフォローしてみたり、小悪魔系美女の新橋と絡んでみたり、ヤレ紙回収に走り回ってみたり、幼稚園の卒アル作成に巻き込まれたり、短期アルバイトに話聞いてもらったり、一瞬黒瀬にときめいたり今日も彼女は大忙しです


レビュー

こんにちは

印刷漫画の金字塔(ライバルは不明)の刷ったもんだの4巻です

印刷業界を知る漫画なのか同人誌やコミケを知る漫画なのかよくわからなくなって来ましたが、とにかく冬コミを無事に切り抜けました

同じ部署に3人コミケに行く人(1人は描く人)がいるってなかなか稀有な職場ですよね(笑)

今回は表紙にもなっている青井先輩が真白に迷惑を被りながらも大きな気づきを与えてくれます

人の気持ちとかわからなそうなのに(失礼)やっぱり仕事は出来る女なんですね

後半は真白の過去にまつわる話が出て来てちょっとだけ恋の予感もありそう・・・かな?

元ヤンという設定の名残りで目付きが悪く圧力があるってイジリは結構入るのでですが、ヤンキー時代のことについてはケンカがやたらと強い事しか分かってないんですよね

「西中の白虎」って二つ名は付いているのと過去写真が出回っているという設定は伏線としてありましたが遂にそれが回収されそうな感じです

そして「白銀の拳」が好きすぎる延長上で黒瀬の事もちょいちょい意識するようになって来ましたのでこっちも面白そうです

黒瀬はときめきとは違う部分で真白に気持ちを許し始めているみたいだしこの調子で一気にラブコメ路線・・・にはならないと思いますけど

やっぱりこの作品はお仕事あっての物語なので本来ラブコメジャンルではないのでしょうが、距離が縮まる男女がいるとちょっと期待しちゃいますよね~

仕事もスキルと責任感がどんどん増して来ているので今後責任ある大きな仕事とかにチャレンジして欲しい気がします

印刷業界だけに限らず新卒の人には読んで欲しい一冊ですね


luck’o
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Luck'o
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5巻へ続く!

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