こんにちは Luck’oです
このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく新刊レビューします
いい作品が見つかれば幸いです
今回紹介する新刊コミックは10/30発売の
「BLUE GIANT EXPLORER」1巻(石塚真一)です
ヨーロッパ編に当たるSUPREMEが終わったと思いきや、新章のEXPLORERが同時発売の新刊ラッシュです
舞台は遂にジャズ発祥の地であるアメリカに移ります
宮城から始まった大の旅の終着点は目の前なのか?
こんな人におススメ!
この漫画はこんな人にオススメです!
・音楽漫画が好きな人
・もちろんジャズが好きな人
・サクセスストーリーが好きな人
・旅が好きな人にもオススメかも
1巻の見所は
「三度貧乏スタートの大」です
あらすじ紹介
ヨーロッパ挑戦の集大成ともいえる「ノースシー」と「NUMBER FIVE」に別れを告げた大は一路アメリカへ・・・と思いきや一旦日本へ帰って来ていた
目的は自動車免許証の取得であった
無事ミッションを終えた大は玉田に会い近況を報告しあうが、話の中で一番気になったのは雪祈の近況であった
彼は作曲の勉強をする為に大よりも一足先に目的の場所へと足を踏み入れていた
そう、ジャズ発祥の地・アメリカへ・・・
そして彼が降り立ったのはニューヨーク・・ではなく反対側の西海岸に面するシアトルだった
目的地から遥かに遠い場所で自分なりのやり方で登っていく
これもまた大らしいチャレンジであった
広大なアメリカを移動する為に取った免許だったが肝心の購入資金が乏しく予算にあった車は中々見つからなかった
原資獲得も兼ねて働き始めた車の修理屋の主人はアメ車しか扱わない偏屈者で、音楽も若い頃から聴いていた「ニルヴァーナ」しか流さない頑固さだった
大はそこで予算に合う中古車を探してもらいながら働いていると、唯一の従業員のエディが大の指にあるサックスタコに気付いて声をかけてくれた
エディもギターに覚えがあり腕も相当なものだったが、それでもサックスで成功するという大の目的を理解してはくれなかった
馬鹿にしているのではなくそれだけアメリカでのステップアップは難しいという事実を突き付けたのだが、へこたれた気配のない大にエディは演奏の場を提供してくれる
そこは車がない為行きたくても行けなかったライブハウスだった
エディが顔パスで飛び入りの話をつけてくれると、大は何の躊躇いもなくステージへと上がっていく
これまで幾度となく大小様々なステージを経験してきた大だったが、記念すべきアメリカ初のステージに気持ちは昂り始めていた
感想
まず副題の「EXPLORER」の意味は「冒険者」です
これから広いアメリカ大陸を冒険していく大の運命やいかにって感じですね
ちなみに大はわざと西海岸のシアトルに向かいましたそして東海岸にあるニューヨークを目指して成長しながらすすんでいくストーリーなのでしょうが、距離はおよそ4000キロほどあります
飛行機(直行便)で約5時間、鉄道・バスで70時間、車で3日~1週間ほどみたいです
ザ・アメリカですよね(笑)
ただニューヨークに着けばいいというわけではないので修行しながらだと半年とかなんですかねぇ
それでも1年はかからないんですね
最後は、もう一度日本に戻って日本編してほしいなあ
さあ、物語序盤の風物詩、「貧乏な大」の始まりですよ
腹の虫を鳴らし、毎日同じ質素な食事をしてハングリーさをみがく(?)いつものスタートです
NUMBER FIVEでどれくらい儲かったのか分かりませんが、大の事だからさほどは儲かってないのでしょう
その上、免許取得にアメリカまでの渡航費ですからね
速攻ビンボーです
やはり努力は裏切らないというのか踏んできた場数は大を示す物差しになっています
どこでいつ演奏しても実力をいかんなく発揮できる姿は本当に頼もしい
だってこの人、仙台からずっとサックスしか吹いてないですもんね
恐ろしいことに
ライバルは自分、目指すのは高みとブレない大をジャズを生んだ国はどう迎え入れてくれるのか
楽しみでなりません
試し読みはこちらから↓↓
主な作者関連作品
- 「岳」小学館・全18巻
- 「BLUE GIANT」小学館・全10巻
- 「BLUE GIANT SUPREME」小学館・全11巻
- 「BLUE GIANT EXPLORER」小学館・連載中
ところで
みなさんは資格は持っていますか?
僕はラッコ検定2級です!(ビシッ)
ではまた次回の新刊で!
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